突然ですが、皆さんが美容室に行ったとき、その日担当の美容師にポジションや肩書きはありましたか?
例えば店長やチーフという肩書き以外に、多くの美容室では担当できる施術内容に合わせてスタイリストやアシスタントと呼ばれるポジションの名前がついていることが多いと思います。
その中で、カラーリストと呼ばれる美容師に担当してもらったことはありますか?
その名前で何となくイメージはできるようで、実際スタイリストとカラーリストの区別を付けるとなるとどういった違いがあるか?意外と分からないのではないでしょうか?
今回の記事でスタイリストとカラーリストの違いについてご説明していきます。
カラーリスト・スタイリストとは?
多くの美容室では、お客様を担当者する美容師のことをスタイリストと呼んでいます。
1人の美容師が、カット・カラー・パーマなど全ての施術を担当します。
アシスタントがいる美容室では、そのスタイリストを手伝います。
対して、カラーリストとは文字通りヘアカラーのみを担当する美容師のことです。
この場合、カット・パーマを担当する美容師のことをスタイリスト又はカッターと呼びます。
アシスタントは、カラーリスト・スタイリストそれぞれにいる場合と、アシスタントの時点では分かれていなく、大きなくくりとしてアシスタントがいる場合とあります。
カラーリストとスタイリストの違い
簡単に分けてご説明しましたが、次に詳しくはどういった違いがあるのでしょうか?
どういった仕事内容なのか?
ご説明していきます。
スタイリスト
上記のように、スタイリストのみ在籍という美容室では、基本的に全ての施術を1人のスタイリストが担当します。
お客様との最初のカウンセリングから全て1人で考え、ご提案するので、ヘアスタイルの仕上がりイメージに対して大幅に色と形がズレることはないはずです。
美容室によっては、スタイリストはカットのみでカラー・パーマ・トリートメントなどは専属のアシスタントが担当するといったケースもあります。
この場合、スタイリストがカウンセリングを担当し、カラーの内容をアシスタントに伝えるやり方や、カラーのカウンセリングを含め全てをアシスタントが担当するやり方などがあります。
カラーリスト
カラーリストは文字通りヘアカラーのみを担当します。
これも美容室によりますが、スタイリストがカットやパーマを勉強する時間を全てカラーの勉強に当てている分、知識や経験の差は歴然です。
形を理解していないと色は狙い通りに表現できないので、実際にカットはしなくともヘアスタイルの勉強はします。
ヘアカラーの勉強だけではなく、色そのものの勉強もするので(というよりしないと仕事にならないので任意ではなく必修になるので)色の知識や、理論的に似合う色が分かります。
カラーリストとスタイリストが分かれていることのメリット・デメリット
最後に、カラーリスト・スタイリストが分かれていることのメリットとデメリットをそれぞれお伝えします。
・それぞれを専門家が担当する
カラーリストが色の専門家であるので、必然的にスタイリストは形の専門家ということになります。
専門家が担当するということは、お医者さんを例に考えてみると安心感が違うということはお分かりいただけると思います。
・担当2人の出勤日に合わせていただかないといけない
お客様の立場からする、カラーリスト・スタイリスト2人の予定に合わせて来店しなければいけないということがデメリットです。
例えばどちらか一方が休みであれば、日を改めるか、別の担当者で来店する、もしくはその施術は諦めるという選択になるので、スタイリスト1人体制よりもやや煩わしさはあります。
カラーリストのまとめ
カラーリストとスタイリストの違いや、カラーリストという職種をご理解いただけましたか?
徐々にではありますが、その専門性が理解されて全国てカラーリストを在籍させる美容室は増えてきています。
しかしながら、まだまだ分かれていることのメリットを活かしきれていない美容室が多いのも事実です。
それはヘアデザインの完成度です。
結局お客様としては、最終的にスタイリスト・カラーリスト合わさって作るヘアデザインの完成度が全てです。
それぞれの仕事を任せっきりにして、丸投げすると絶対に完成度は上がりません。
スタイリストはカラーができないからこそ、カラーリストはカットができないからこそ、高いイメージを持って相手に要求しないと良いデザインは生まれません。
今は、美容室それぞれのHPやSNSでヘアデザインのサンプルを見ることも可能なので、そういったものも活用しながら美容室選びの参考にしていただければと思います。
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!