皆さんはヘアカラーリストって聞いたことがありますか?
髪の毛を染めることに特化した髪を染める専門の美容師のことをヘアカラーリストと呼びます。
日本ではまだまだ馴染みが薄いですが、海外、特に欧米では昔から存在していてごく一般的です。
今回の記事は、僕たちヘアカラーリストの事を少しでも知って頂くきっかけになるような内容です。
ヘアカラーリストは美容師です
まず1番大切なところから。
よくお客様から
「ヘアカラーリストっていう免許があるんですか?」と質問されます。
答えは【NO】です。
今の日本の法律上は、美容室でお客様の髪を施術して良いのは美容師のみです。
以下、厚生労働省の定める美容師法より抜粋
第二条 この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。
2 この法律で「美容師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて美容を業とする者をいう。第六条 美容師でなければ、美容を業としてはならない。
引用元:美容師法概要|厚生労働省
法律の書き方だとややこしく書いてますが要するに、『免許を持っていないと、人の髪を綺麗にして社会貢献しちゃダメですよ』ということです。
所属する美容室ごとの定めた規定に従って、ヘアカラー専門のスタッフとして働いていますが、美容師免許を持つ美容師です。
欧米と日本の違い
日本でヘアカラーリストが誕生してから約25年。
25年前は、一般の方が髪を染める習慣としては白髪染めくらいなもの。
もしくは、舞台関係の方などが、演出上の目的で明るくしていたくらいです。
それまでは、ファッションの一部として明るく染める方はほぼいませんでした。
対して欧米では、(主に白人の方たちが)髪を染めることが文化として定着していました。
詳しくは分かりませんが、少なくとも1950年代には欧州で一般の方がヘアカラーを楽しまれていたようです。
そして、世界的に今のヘアカラーの土台を作った第一人者と言われる方がDaniel Galvin(ダニエル・ギャルビン)氏というイギリス人のヘアカラーリストです。
ダニエル・ギャルビン氏の美容室です ↓
Daniel Galvin top hair colourist and best styling salon London
ダニエル氏は、故・ダイアナ元皇太子妃や女優のツィギーさんなど数々の有名人のヘアカラーを担当しています。
少し話はそれましたが、欧米では美しくなる為にヘアカラーをするのが当たり前。
そして、少しでも良いヘアカラーにする為に専門のヘアカラーリストの存在は当たり前なのです。
考え方はお医者さんと同じ
例えば何かの理由で総合病院に行くとして、お腹が痛ければ内科へ、骨折なら外科へ、というように専門分野の先生に診て貰うのが一般的だと思います。
でも、お医者さん達の資格は共通の医師免許。
ヘアカラーリストも考え方は同じで、美容師免許を持つ美容師ですが、ヘアカラーの専門家ということです。
ヘアカラーリストは似合う色が分かる
ヘアカラーの専門家として、やはり大切なことはお客様に似合う色を提供すること。
パーソナルカラーなど、理論的に配色バランスや似合う色の事を勉強しています。
ですので、どんなご要望があろうとも、必ず似合う色をご提供できます。
似合う色がわかるのでメイクも上手です!
ヘアカラーリストが表現するカラーデザインは仕上がりのクオリティーが高い
技術面でも、クオリティーが高いです。
なぜならばヘアカラーの専門家として、常日頃から勉強をしているからです。
一般的な美容師がカットやパーマの勉強をしている時間は、ヘアカラーリストの場合もちろん全てヘアカラーの勉強時間です。
そうなれば、自ずと技術面のレベルアップも早いので、一色染めはもちろんのこと、ハイライトカラーなどのデザインカラーもクオリティーが高いと言えます。
ヘアカラーの圧倒的な知識と経験をもつヘアカラーリスト
入社直後のアシスタントの時から、ヘアカラーリストのアシストをしながらOJTのような形でヘアカラーを学んでいます。
常にヘアカラーに触れる環境にいるので、知識と経験の量が圧倒的に多いです。
その分、引き出しも多く持っているので、よりお客様のヘアカラーに対してのお悩みに沿ったご提案ができます。
ヘアカラーリストのまとめ
なんとなくでも、『ヘアカラーリストとは何か?』を掴んでいただけたでしょうか?
今よりもっと、似合う色にしたい。
今よりもっと、髪も頭皮も負担を少なくヘアカラーを楽しみたい。
今よりもっと、おしゃれなデザインのヘアカラーにしたい。
そんなお悩みをお持ちの方はぜひ、ヘアカラーのプロフェッショナルであるヘアカラーリストが在籍する美容室へ行ってみて下さい。