一口に美容師と言えど、その性格やタイプは様々。
個性があるのは当然だけど、その美容師を選ぶ側であるお客様からしたら、何を基準に選んで良いのやら・・・。
例えば
「今日の手順とか薬剤の話とか難しいことばかり話されて、さっぱり意味が分からなかった」
とか
「ここまで切ったら絶対可愛くなるから任せて!って言われたけど、もうちょっと説明してくれないと不安」
みたいになったことはありませんか?
コレって意外と良くある話で、美容師には【感覚的に頭と手が動くタイプ】と【順序だてて考えて手を動かすタイプ】に分かれるんです。
お客様からしても【理論的に話してもらったほうが安心するタイプ】と、【細かいことは任せるから可愛く(似合うように)してくれれば良いタイプ】がいますよね。
今日はそんなお話をしようと思います。
カラーリスト今井です、こんにちは。 ブログという形式上どうしても理論的にはなってしまいます。笑
人はザックリ【感覚派】と【理論派】の2タイプに分かれる
昔から科学的にも心理学としても、色々な分野で『人をタイプ別に分ける』みたいなことってありますよね。
美容師という仕事はひとまず置いておいて、まずはそのタイプを【感覚派】と【理論派】のザックリ2つに分けてみます。
【感覚派】は別の言い方だと【右脳派】とも言えます。
もしかしたら厳密には違うかもしれませんが、ぼくは脳科学の専門家ではないのでその辺はご容赦を。
芸術を楽む・音楽を聞く、直感的に判断する、などは主に右脳の役割りなので、感覚的に物事を捉えているようなタイプですね。
反対に【理論派】は【左脳派】と言えます。
言語能力や物事を整理して、筋道をたてて考えるのが左脳の能力。
物事を順序だてて、文字通り理論的に捉えていくようなタイプです。
では、それぞれを美容師の仕事という面から見ていってみましょう。
ただし、最初に断っておきますが、どちらの考え方も最終的には必要です。
あくまでもここからの話は『傾向としてどちら寄りか』というだけの話を分かりやすく説明するだけなので、ご理解ください。
【感覚派】の美容師
【感覚派】の美容師は、文字通り感覚的な発想で似合う・似合わないを判断しながらカットやカラーをイメージするタイプです。
よく画家やデザイナーなどは左利きが多いという話を耳にしますが、実際、美容業界も比較的左利きは多いです。
ちなみに、かくいう僕も左利きです。
手足の動きと脳は交差して反応しているので、左利きだと右脳が刺激されることになります。
常に右脳を刺激しているので、無意識にそういった芸術的な職種を選んでしまうのかもしれませんね。
感覚派の美容師は、お客様とのカウンセリングでは、雰囲気重視で話を進める傾向があります。
【理論派】の美容師
分析や計算も左脳の能力なので、美容師としては構築的にカットしたり、化学反応を計算として捉えてカラーやパーマなどの薬剤を使うなどするタイプです。
お客様とのカウンセリングで施術内容を説明するときなども、技術的な話をする傾向があります。
ちなみに、僕自身は左利きだから・・・というのはもちろん言い訳ですが、数字は若干苦手です。泣
美容師はスタイリストとカラーリストに分かれる
ここで言うスタイリストとは、カットやパーマなど形を作る専門の美容師のことです。
と言うことはカラーリストは、ヘアカラーを専門としている美容師ということです。
もちろん、全て1人でやる美容師(美容室)の方が圧倒的に多いですし、
専門で分かれる場合にも、今回の例とは違う分野に特化するケースもあります。
全部1人でやる美容師でも、カット(パーマ)とカラーどちらの方がより好きか、
どちらをより得意と感じているかで読み取ってもらえると良いです。
ちなみに上記の例は、僕が働いているkakimoto armsのケース。
ぶっちゃけると他の美容室のことはよく知りません!(すみません!)
さて、本題に戻って。
スタイリストは形を作る。
カラーリストは色を塗る。
と言われると、直感的にはスタイリストの方が理論的・カラーリストの方が感覚的な仕事っぽいですよね。
でも意外や意外。
仕事内容だけを掘り下げると、スタイリストの方が感覚的・カラーリストの方が理論的だったりします。
スタイリストの仕事
カットが主な仕事ですが、似合う・似合わないは(もちろんしっかりした理論はありますが)最終的には感覚です。
「この位置で切ると似合う」ということを経験と理論を含めつつ感覚として判断してカットする。
そして、梳きバサミなどで軽くするためのカットも、髪を触って感覚として『重いな』と感じた部分を軽くします。
極論、同じお客様が毎回同じヘアスタイルをオーダーしても、長さはともかくとして軽さはその時の感覚次第な部分も大きいです。
約10万本生えている髪の毛に対して、毎回1本1本同じ毛を切るのはムリですしね。
カラーリストの仕事
カラーリストはもちろんヘアカラーが仕事。
ここでももちろん、似合う・似合わないは感覚です。(カラーも当然、理論はあります)
ただし、ヘアカラーの場合は100%化学反応であるということがポイント。
化学反応を操るので、理論的な考え方ができないと仕事になりません。
そして、出てきた色には必ず正解・不正解があります。
好き・嫌いとは別の話として。
そこを計算しながらヘアカラーをするのがカラーリストです。
感覚派or理論派・スタイリストorカラーリストの組み合わせと相性
ザックリと分類すると、表の4タイプの美容師がいるということです。
スタイリスト・カラーリストのように、カットとカラーをそれぞれ別の担当にする場合、
例えば『感覚派スタイリスト&理論派カラーリストのペア』など組み合わせを楽しむこともできて面白いですよ。
更にここに男性or女性という話も出てくるので、これだけでも8パターン。
個人個人の見た目や性格を無視したとしても、結構パターンがありますね。
もし美容師選びに迷ったら、まずはご自身がどのタイプか考えてみてください。
そのうえで、今は美容室のHPでプロフィール(自己PR)があったり、個々の美容師がSNSを活用していたりするので、それらを参考に「気になる美容師がどのタイプっぽいか?」を判断すると良さそうですね。
最初はご自身と似たタイプの美容師にお願いすると、【相性イマイチ】とは感じにくいかもしれません。
ご参考までに。
できるだけ分かりやすくと思いながらも結局、小難しい話になってしまいました。反省。
さて、これまでの話で僕はどのタイプか想像つきましたか?笑
ぜひ僕のプロフィールなども参考にしてみてください♪
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!