ひと昔前は白髪染めか、一部の方がブリーチするしかなかった日本のヘアカラー文化。
それが、一般の方がオシャレを目的にヘアカラーをするのが当たり前と言えるまでになりました。
染め方・薬剤も多種多様なものから選べますが、その中で皆さんは【ハイライト】というヘアカラーをしたことはありますか?
今回は、ヘアカラーの方法の一つ【ハイライト】についての記事です。
ハイライトってどんな染め方?
ハイライトをすると、どんなヘアカラーデザインになるの?
そんな疑問にお答えする内容です。
ヘアカラーの【ハイライト】とは
そもそもハイライトってどういった状態のことを言うのでしょうか?
ハイライトとは、そのまま英語で【HIGH LIGHT】です。
直訳だと【明るい光】となります。
言葉自体は色々なシチュエーションで聞くことがあります。
映画やスポーツでは、1番盛り上がるシーン。
メイクでは、1番光が当たる、立体感を演出するテクニック。
ではヘアカラーの場合はと言うと、ベースとなる全体の色に比べて、明るい色て筋状にカラーをすることで、立体感を出すデザインです。
それ以外にも、ハイライトを入れることで、一色では表現できない様々なデザインを楽しむことができます。
ハイライトを入れるとヘアカラーはどう変わる?
一色染めと比べた時にハイライトのメリットは
・立体感
・透明感
・より似合う色味
・伸びてきても気になりにくい
ということがあげられます。
ベースに比べて、極端に明るいハイライトをブレンドすると、ヘアカラーデザインに外国人風の立体感を演出することができます。
それ以外にも、逆に立体感を控えめにすることでパッと見は一色に見えつつ、一色では出しきれない透明感を出せます。
一色染めでは、ご要望によってはやりたい色味が似合わない場合があるかもしれません。
しかし、そこでハイライトを応用することでご要望を踏まえつつ似合う色味に変えることが可能です。
さらに、ハイライトをブレンドしてヘアカラーをしておくことで、その後新しく伸びてきた髪との境目がハッキリしにくくなるので、伸びてきても気になりにくくなります。
これは、白髪染めのときにも有効です。
白黒で伸びてくる地毛に合わせて、例えばこげ茶色のベースに茶色のハイライトがブレンドされていることによって、白髪が伸びてきても気になりにくくなります。
ハイライトにブリーチは必要?
ハイライトは必ずしもブリーチが必要という訳ではありません!
ベースとなる全体の髪に比べて、少しでも明るい色を筋状に入れれ
例えば地毛の黒髪の中に、ナチュラルブラウンの筋か入っていれば
kakimoto armsでは約25年前にヘアカラー専門の美容師ヘアカラーリス
当時からお客様にハイライトのヘアカラーをおすすめしていますが
今でもそのデザインでカラーされる方も多いです。
ハイライトが伸びてきたら?
ハイライトが伸びてきた時には、いくつか対処方法がありますので
①ハイライトを消す
②ハイライトを活かす
③ハイライトをリタッチする
④ハイライトを増やす
大きくはこの4つの方法で、引き続きヘアカラーを楽しむことができ
それぞれについてご説明していきます。
①ハイライトを消す
これはもう読んで字のごとく、前回入れたハイライトに上から暗め
「ハイライトを入れてみたけど気に入らなかった」
「転職や就活で暗くしなければいけなくなった」
「もともと1回限りで楽しむ予定だった」
など様々な理由があると思います。
いずれにしても、消したハイライトがまた出てこないようにするの
あえて甘めに消して、色落ちしてきた時にハイライトかにじみ出て
②ハイライトを活かす
根元が伸びてきて、毛先にハイライトが効いている状態で一色に染
ハイライトが入っている状態に色味を乗せると、一色では表現でき
根元の伸びが1〜2センチ以内であれば、根元との繋がりは違和感
③ハイライトをリタッチする
根元が伸びているのであれば、単純にハイライトを繋げる=ハイラ
ハイライトをリタッチすることによって、前回の仕上がりと同じ状
詳しい方法はこちらの記事をご参照ください↓
美容室でハイライトをしてすごく気に入ったら、次も同じにしたいと思ったことはありますか?実はハイライトもリタッチできます!今回の記事でハイライトのリタッチについてご説明していきます。
④ハイライトを増やす
同じ明るさのハイライトでも良いですし、デザインによっては明るさ違い・色味違いでも良いです。
例えば毎回同じ明るさでハイライトをブレンドしていけば、自然に毛先にいくほど明るくなっていくので、キレイなグラデーションのヘアカラーデザインになります。
毎回ブレンドしていくほど、どんどんオリジナルなヘアカラーデザインになっていくのでおすすめです。
ハイライトをブレンドしたヘアカラー
ではここから、ハイライトをブレンドしたヘアカラーの一例をご覧いただきます。
上記の内容を踏まえた上でご覧いただければと思います。
ヘアスタイルに合わせて、表面や内側にデザインして楽しめますし、ハイライトの入れ方次第ではアレンジしても楽しめます。
ハイライトのヘアカラーをデザインする上での注意点
最後に、ハイライトのヘアカラーをデザインする上での注意点です。
美容室によって、施術工程や料金は様々ですが、やはり一色染めにくらべれば時間はかかりますし、料金も変わってきます。
さらに髪へのダメージも違ってきますが、髪へのダメージに関してはここ最近トリートメントが目覚ましく良いものが出てきていますので、ハイライトをお考えの方は絶対にトリートメントもセットで考えましょう。
一昔前に比べて、例えばブリーチを使ったハイライトを施したとしても、かなりダメージを抑えられるようになっていますので安心してハイライトを楽しんでいただけます。
施術料金・時間に関しては、担当美容師とよくご相談の上、少しゆとりを持っていらっしゃっていただければ良いかと思います。
ハイライトのヘアカラーまとめ
最後にハイライトのデメリット・・・というより注意点をお伝えしましたが、ハイライトはメリットの方がはるかに多いです。
一度やってみて、気に入らなければその後戻すことはできますし、例えばkakimoto armsでは多数の方が病みつきになって毎回ハイライトをブレンドしています。
毎回ハイライトをブレンドすることで【秘伝のタレ】のように、その方だけのオリジナルカラーになっていきますので、ぜひハイライトをブレンドしたヘアカラーをお楽しみください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!