「髪のクセがどうしようもないから縮毛矯正をかけたい。もちろんヘアカラーも楽しみたい!」
こんなお悩みを持つ方は少なくないと思います。
実際、僕のお客様でも両方やっている方は何人もいます。
そこで問題になるのは縮毛矯正とヘアカラー
両方やるとなったらどちらが先の方が良いのか?
難しいですよね。
ということで、こんにちは。
髪質診断が得意な、ヘアカラー大好きヘアカラーリスト今井です。
今回の記事では、縮毛矯正とヘアカラーはどっちが先が良いか問題に決着を付けていきます!
どちらも髪をキレイにするために
髪のストレスを無くすために
そして何より、自分が心から輝くために必要なこと。
ぜひ最後までお付き合いください!
・縮毛矯正とヘアカラーどちらが先が良いか分かります。
・頭の中が整理されて、最終的にどうしたいのかが分かります。
・出来るだけ低ダメージで髪がキレイになって、ストレスも少なく、周りからの印象も更に良くなります!
※前回の記事を先に読んでいただくと、今回の記事がより理解しやすくなります
梅雨の季節は湿気の季節。この時期、髪の1番のお悩みは『うねる・広がる』という方が多いと思います。ストレートパーマは大きく分けて2種類。そのままストレートパーマと縮毛矯正(スーパーストレートパーマ)です。みなさん、この違いは分かりますか?今回の記事で紐解いてみましょう。
縮毛矯正とヘアカラーの順番は『やりたい髪色』で決めましょう。
結論からいうと
最終的にやりたい髪色で決めたほうが良いです。
webで「縮毛矯正 カラー」と検索すると
大体の答えとして、縮毛矯正が先!と書いてあることが多いです。
そして、たまにカラーが先!と出てきます。
いったいどちらが正解なのでしょうか?
僕の意見としては
「最終的にやりたい髪色による。」
とお答えします。
その理由をお伝えしていきます。
縮毛矯正が先のケース
縮毛矯正が先のケースは
髪色を今よりも暗くしたい場合が良いです。
ご希望の色によりますが
暗くする場合、ヘアカラー剤は
髪に負担の少ない優しいものを使うことができます。
どうしても
縮毛矯正自体が、すでに髪に負担をかけている状態なので
ヘアカラーを優しいカラー剤で行えることがメリットです。
ヘアカラーが先のケース
反対にヘアカラーが先のケースは
先ほどとは逆に、髪を明るくしたい場合におすすめです。
後ほど、縮毛矯正の特徴を詳しく説明しますが
縮毛矯正した髪は『明るくなりにくい』
という特徴があります。
と言うことは
先に縮毛矯正をかけてから明るくしようとすると
最終的なご希望の明るさよりも
より明るいカラー剤を使うことになります。
基本的にカラー剤は
明るくするほど髪への負担が大きくなるので
先に縮毛矯正をかけてから明るくすると
必要以上に髪にダメージがかかります。
つまり
先にヘアカラーで明るさを出しておいてから縮毛矯正をかける方が
髪の負担をある程度抑えることが出来る
ということです。
明るさと色味は別問題
ここまでお伝えしてきたことは
全て髪の明るさの話です。
『明るさ』と『色味』は別問題なので、
別々に考えていきます。
縮毛矯正をかけると
当然ながらそれまで髪を染めていた色味は退色します。
なので、色味を楽しみたい場合は
縮毛矯正をかけた後に
色味を補正してあげる必要があります。
つまり先にヘアカラーをして縮毛矯正をかける場合
1番ベストな施術は
明るさを出す→縮毛矯正をかける→色味を補正する
となります。
ずっと縮毛矯正はしていて初めてヘアカラーをする人は?
ちょっと例外的な話として
ずっと縮毛矯正しているけど初めてヘアカラーをする
という人もいますよね。
こういった場合は
黒髪の状態から明るくするので
最低でも初回は
やっぱりちょっと強めなカラー剤を使わないといけません。
いったん明るさを出してしまえば
後は両方をムリのない周期で
こちらからご提案します。
地毛の伸び具合にもよる
いろいろ説明してきましたが
最終的な判断基準は
地毛の伸び具合によります。
ここで言う地毛とは
・縮毛矯正がかかっていない髪
・カラーをしていない髪
という2つの意味があります。
現状の髪色に対して
やりたい髪色は明るいか?暗いか?
そして、地毛の伸び具合はどうか?
ということを元に、美容師が判断することになります。
縮毛矯正毛の特徴
さて、ここで縮毛矯正の特徴を見ておきましょう。
縮毛矯正をかけた履歴のある髪の毛は
元の髪の毛と比べて
・明るくなりにくい
・暗くなりやすい
・ツヤを出しやすい
・暗く見えやすい
という特徴を持ちます。
まず最初の
『明るくなりにくい』とは
縮毛矯正した髪は
ヘアカラーの薬剤の中でも
明るくする成分が浸透していきにくく
ちょっとパワーが強めの薬剤
じゃないと明るくなりにくい
という特徴をもつためです。
逆に『暗くなりやすい』とは
ヘアカラーをした時に
薬剤が標準以上に反応しやすい状態になっていて
濃くそまりがちになるということです。
もちろん薬剤自体の浸透は
しにくくなっているはずですが
ちょっとの薬剤でも
暗くするような色味は反応しやすくなっています。
『暗く見えやすい』とは
ヘアカラーをした後、乾いた状態のとき
実際に染まっている色よりも
見た目が暗く見えてしまいやすいということです。
光に透かすと実際の色に見えるのに
髪をおろした状態で、通常の光の下で見ると
ちょっと暗く見えます。
『ツヤが出やすい』はそのままですね。
縮毛矯正をかけたことがある方は分かると思いますが
ストレートアイロンで伸ばして
コーティングするように薬剤を付けるので
ツヤツヤになります。
ということで
最初にお伝えしたように
最終的にやりたい色が、今よりも明るいのか?暗いのか?
という基準で
縮毛矯正とヘアカラーどちらが先か?
を決めます。
縮毛矯正とカラーはどのくらい間隔を空けるのがベスト?
どちらを先にするにしても
次に気になることは
どのくらい間隔を空ければ良いのか?ということですよね。
これは、最短1週間~最長1か月の間が良いです。
パーマやカラーなどのダメージのかかる薬剤を使う施術をした後は
本来弱酸性である髪が反対のアルカリ性に傾きます。
それが、また弱酸性に戻るまでに約1週間かかります。
そして、パーマやカラーそのものが髪に定着するのも
約1週間かかります。
なので、最短で1週間は間隔を空けないと
ダメージにつながる&カラーの色持ちが悪くなります。
じゃあ最長期間はどこまでも伸ばして良いか?
と言えばそんなことはなく
1か月以内をおすすめします。
これはカラーの問題というよりも
縮毛矯正の施術方法の問題です。
縮毛矯正は、ストレートアイロンでプレスして髪を伸ばします。
少し極端な話、どう頑張っても根元の約1㎝くらいは挟めません。
できるだけ根元から伸ばしてあげたいところですが
攻めすぎると頭皮が火傷しちゃいます・・・。
ということで縮毛矯正は
かけた瞬間から根元の約1㎝は地毛のまま
ということなのです。
これは仕様上、どうにもならないので
そういうものと理解していただくしかありません。
髪は1か月で平均約1㎝伸びるので
縮毛矯正から1か月経過の時点で地毛は約2㎝となります。
地毛が伸びるほど
毛先の質感や色をつなげるのがどんどん難しくなっていくので
縮毛矯正とヘアカラーの期間は
1か月以内を目安にすることがおすすめです。
縮毛矯正とヘアカラーを両方やる場合はダメージのケアを意識しましょう!
縮毛矯正とヘアカラーを両方やる場合の注意点として
お客様に1番気にかけていて欲しいことはダメージケアです。
もちろん美容師ができるだけ低負担ですむようにコントロールはしますが
日々のお手入れもすごく大切です。
縮毛矯正にしろヘアカラーにしろ
薬剤を使うということは
絶対にダメージがあります。
薬剤を使った施術を
短期間に2回することになるので
できる限りケアをしましょう!
そうしないと
せっかくキレイになるために両方やったはずなのに
縮毛矯正で髪はパサパサ
カラーの色持ちも悪く
ツヤのない髪になってしまいます!
縮毛矯正とヘアカラーどっちが先か問題のまとめ
なかなか難しい内容でしたが
ご理解いただけましたでしょうか?
髪質や状況次第な部分もあるので
最終的には美容師の判断によるということを前提として
ポイントを整理しましょう。
・今の明るさより希望の色が明るい場合はカラーが先
・今の明るさより希望の色が暗い場合は縮毛矯正が先
・どちらが先にしても空ける間隔は最短1週間~最長1か月
・とにかくダメージは気にし続ける!
基本的にはこの4つのポイントを抑えておけば
ほぼ間違いはないです。
出来る限り低ダメージでキレイになれば
繰り返し楽しんでいけますし
ずっとキレイでいることで
毎日が気持ちよく過ごせるようになります。
そうすると、周りからの評判も良くなって
友達にも好印象
仕事でも好印象
全て順調に人生ハッピーになります。
というとで
縮毛矯正とヘアカラーは
順番とタイミングを意識しつつ
最終的にやりたい髪色
つまり
どう自分を見せたいか
で決めましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!