もうすぐ結婚式!
式場も決まった。ドレスも決まった。ヘアアレンジも決まった。
「これでカンペキ・・・あれ?ヘアカラーってどうしたらいいの!?」
「どういう髪色にしたら良いのか分からない!」
「せっかくのウェディングだからこそ、1番良いヘアカラーにしたい!」
そんなお悩みを持っている方へ向けて、今回の記事では結婚式のヘアカラーについて掘り下げていきます。
せっかくのウェディング。
ヘアカラーひとつとっても失敗はしたくないですもんね!
・結婚式に向けたヘアカラーでベストチョイスが出来るようになります。
・結婚式当日を1番キレイな自分で臨めるのでハッピーです♪
・結婚式当日だけではなく、前後の過ごし方も分かります。
きっと後々写真を見返したとき「あの時ちゃんと髪染めておいて良かったなぁ!」と思っていただけるはずです!
ということでこんにちは、
ヘアカラーリスト今井です
実は、かく言う僕も既婚者です。
結婚式直前に妻の髪を染める時は、色々な角度から総合的に考えてヘアカラーをしました。
今回の記事は、その経験を踏まえた内容となっています!
結婚式のヘアカラーでは何を基準にするか考えてみる
いざ結婚式のヘアカラーを!
となると、いったい何を基準にして良いか分からないという方も多いと思います。
いつもヘアカラーをしている方はもちろん「結婚式の時だけヘアカラーをやってみよう!」という方も、まずは『結婚式のヘアカラーに対して自分の中での基準』を定めてみませんか?
と言うことでまずは、結婚式のヘアカラーを決めやすくするおすすめの基準を4つご紹介していきます!
自分に似合う色を基準にしてみる
まずおすすめしたい基準の1つは【自分に似合う色】です。
髪は、例えば服やメイク等と違って、毎日その日の気分で変えることができないもの。
この先ずっと記録に残るであろうウェディングであれば、ヘアカラーを選ぶ基準として【似合う色】というのは間違いないでしょう。
じゃあ自分に似合う色はどうやって知れば良いのか?
それは【パーソナルカラー】で調べることができます。
パーソナルカラーとは読んで字のごとく、『その人に合う色』を見つけることができるテクニック。
ですので自分に似合う色を基準にヘアカラーをする場合、パーソナルカラーを元に考えてくれる美容室でヘアカラーをしましょう。
※パーソナルカラーについて詳しくはコチラの記事を参照ください↓
髪を染めるとき、なりたいイメージにプラスして似合う髪色になれば最高ですよね。今回の記事では似合う髪色にするためにパーソナルカラーについてお伝えしていきます。
テーマ・テイストと合わせてみる
ご自身のイメージや、式場のテーマ・テイストと合わせることで結婚式全体の統一感が出るので、ヘアカラーの決める基準の1つとしておすすめです。
例えば、和装で神前式のような場合は黒髪など暗めの色でも良いかもしれませんし、モードでファッション性の高い結婚式ならすごく明るいヘアカラーでも良いかもしれません。
これらはあくまでも一例ですが、そんな風に全体のテーマ・テイストからヘアカラーを考えていくのも面白いと思います。
参考までに、僕の場合は2月に結婚式をしたので全体のテーマを『バレンタイン』としました。
それによって妻のヘアカラーには影響しませんでしたが、僕のヘアカラーはショコラブラウンになりました 笑
そしてヘアカラーとは少し離れますが、披露宴会場もブラウンをベースにしたり、ウェディングケーキはクロカンブッシュにしたりと色の統一感が出ました。
ドレス・着物の色・形を基準にしてみる
結婚式の醍醐味の1つはやっぱりドレス・着物ですよね!
そしてお色直しでホワイトドレスからカラードレスへ、または白無垢から色打掛などへ着替える方も多いと思います。
そうした場合、そのドレス・着物の色や形を基準にヘアカラーを決めるという選択肢があります。
白無垢は物によって大幅な変化を感じにくいかもしれませんが、ウェディングドレスであればホワイトドレスに絞っても色・形で印象がかなり変わりますよね。
選んだウェディングドレスのテイストに合わせてヘアカラーを選んでみるのも良いでしょう。
お色直しでカラードレス・色打掛など色を使った衣装になる場合は、その色とヘアカラーのバランスを考えると良いでしょう。
注意点としては、衣装と同系色のヘアカラーにすれば間違いない・・・と思いがちですが、あまり極端に同じ色にこだわりすぎると逆にバランスを崩してしまう場合もあります。
このあたりは結局、どう見せたいか次第と言えそうです。
ヘアアレンジ(ヘッドドレス)に合わせてみる
ヘアアレンジのデザインは、ご自身の今の髪型次第で無限に広がります。
ある程度長さがあればアップスタイルにする方が多いですし、ショートやボブであればダウンスタイルのままという方も多いです。
そして、ヘアアレンジをしたときにヘッドドレスやかんざし等をプラスして更に華やかな印象にもっていくことも多いでしょう。
この時に、ヘッドドレスの色や形に合わせてヘアカラーを決めるという方法もあります。
ほとんどの場合ヘッドドレスは後付けになることとは思いますが、例えば「どうしても使いたいティアラがある!」とか、「リハーサルの時に付けてみたお花が気に入ったので、もっとそれに合う感じにヘアカラーを変えたい!」などのときに参考にしてください。
ちなみに僕の妻は、僕の職場のスタッフが手作りしてくれたボンネが気に入ったので、それに合わせてヘアカラーとヘアアレンジを決めていきました。
ヘアカラーでその人の印象は変わる
ヘアカラーは単に髪を染めるだけですが、その髪の色によってその人の印象をも変えてしまいます!
この図は『ヘアカラーをすることによって印象がどう変わるか』というものを傾向として体系的に表にしたものです。
あくまでも傾向があるというだけのものなので、これが全てではないことをご了承ください!
表のほぼ真ん中【明るめ(茶髪)】と【中間色】がぶつかるところをナチュラルとして基準にした場合、明るさや色味を変えたりすることで、それぞれこのように印象が変わるということを表しています。
ヘアアレンジ×ヘアカラーのバリエーション例
それではここで結婚式のヘアアレンジに対しての、ヘアカラーのバリエーションをお見せしていきます。
上記の内容も踏まえつつ見ていただくとより深く理解できると思います。
ただし、ここでも注意点としては『あくまでも参考程度に』ということです。
絶対にこの中のどれかじゃないとダメ!ということではないので、大まかに傾向だけつかんでください。
こちらは黒髪アレンジのダウンスタイル。
清楚な印象でありつつカジュアルにも見えてオシャレです。
こちらはやや明るめのカラーですが、アレンジの仕方とヘアアクセサリーのつけ方次第で大人かわいい印象です。
更に明るめのヘアカラーは、カジュアルさが出てきますが華やかさも出しやすい傾向があります。
赤味のあるヘアカラーはやや個性的に見えやすい傾向がありますが、アレンジ次第では大人っぽく見せることもできます。
以上はほんの一例ですが、ヘアカラーとアレンジのバランスを考えることが大切ということがイメージできましたか?
次に、そのヘアアレンジにちょっとスパイスを加えられるヘアカラーをご紹介します。
ヘアアレンジを生かすデザインカラー
ここで言うデザインカラーとは、ハイライトやグラデーション等のヘアカラー。
それだけでデザインとして見せられるデザインカラーは、アレンジしたときにさらにそのヘアスタイルを際立たせてくれるスパイスとなってくれます。
結婚式などの華やかなステージにはもってこいのヘアカラーですので、「今までやった事がない」という方にもおすすめです!
例えばハイライトなら、ベースとハイライトのコントラストを付けるほど、ヘアアレンジをしたときに髪の動きや立体感がより強調されます。
コントラストをあまり付けない場合でも、ハイライトを入れておくことで髪全体に透明感をプラスすることができます。
※もっと詳しくハイライトについて知りたいという方はこちらの記事をご参照ください↓
今の時代は染め方・薬剤も多種多様なものから選べますが、その中で皆さんは【ハイライト】というヘアカラーをしたことはありますか?今回は、ヘアカラーの方法の一つ【ハイライト】についての記事です。
結婚式前にヘアカラーをするときの注意点
ここからは、実際に美容室で結婚式用のヘアカラーをする時に注意しておきたいことをお伝えしていきます。
染めるタイミングや、オーダーの仕方をちょっと工夫するだけで当日の満足度が変わってくることもあるのでぜひ参考にしてください。
どこで染める?
どこで染める?というのはもちろん【ご自宅で】ということではなく、【美容室で】染めることをオススメします。
美容師はお客様の髪質やライフスタイル、好みをくみ取りつつ仕事をします。
結婚式のヘアカラーなら、なおさら失敗はできませんから重要です!
しかし、美容室ならどこでも良いか?というとちょっと考えたい所です。
何度か通って慣れている美容師に担当してもらう方が、お客様の好みや髪質をより深く理解しているはずなので、仕上がりの完成度は高まるでしょう。
そして結婚式の予定にもよりますが、できれば遅くとも半年前には美容室を決めておきましょう。
じつは美容師本人は、式場の担当の方と直接コンタクトは取れなくても、同じプロ同士、髪を見れば分かる情報もあるんです!
だからヘアリハーサルに対してのアドバイスや、その後のヘアカラーのご提案は、お客様を介して美容師度同士コミュニケーションがとれるものでなのです!
ベストなコンディションにもっていくためにも、ぜひ通い慣れた安心して任せられる美容室・美容師にお願いしましょう。
いつ染める?
皆さん気になることとして、結婚式当日から逆算して何日前にヘアカラーをするのがベストなのか?ということがありますよね。
当然ながらヘアカラーは、染めた直後が1番色が乗っていて、その後は時間経過とともに少しずつ色落ちしていきます。
ということは、色落ちだけを気にするのであれば、結婚式前日にヘアカラーをするのがベストということになります。
とは言っても、結婚式の前日はバタバタしているかもしれませんし、何もなかったとしても気を休めるためにゆっくりしたいかもしれません。
そして、もしかしたら前日に染めたとき1回のカラーで思い通りに仕上がらず、もう1度カラーする必要が出てくる可能性もあるかもしれません。
そういった意味も考慮して、結婚式当日から逆算して1週間以内に染めると思っておくのがベストでしょう。
1週間以内であればいつでもOKです。
そのくらいの期間ならまだ根元の伸びも気になりませんし、気になるほど色落ちもしないはずです。
結婚式自体の準備だけではなく、仕事やプライベートの予定も立て込んでいるかもしれません。
それは花嫁さんだけではなく、花婿さんの予定も含めて。
どちらかが忙しければ、美容室へ行く時間を取るのも難しくなってしまうこともあるでしょう。
そこまで含めて、ある程度ゆとりをもって「1週間以内で行ける時に行こう」と思っておいて、予定を確定できるタイミングで美容室を予約すると良いのではないしょうか。
そのとき一応もう1日予備日も空けておければ更に安心ですね。
オーダーするときのポイント
いざ結婚式のヘアカラーをお願いしよう!という時には上手く染めてもらうためのポイントがあります。
結婚式の直前ともなれば、ドレスは決まっていることと思います。
そして、当日する予定のヘアアレンジ&メイクのリハーサルも、最低1回は会場でやっていることでしょう。
そのドレスとヘアアレンジ・メイクのお写真を美容師にお見せ頂くと、ヘアカラーのイメージが湧きやすくなるので、オーダーするときにはぜひお写真をご持参ください。
結婚式の前後はどうする予定?
ついつい結婚式当日のことだけ考えてしまいがちですが、前後の予定も大切ですよね!
例えば、前撮りしてから挙式という方や結婚式後にすぐハネムーンに行くという方もいるでしょう。
結婚式前後の2つのパターンについてアドバイスさせていただきます。
前撮りしてから結婚式という方
前撮りについては、結婚式までどの程度期間を開けるのか?というのが人によってかなり差があるので、一概にヘアカラーのアドバイスをするのが難しいところではあります。
ですが大枠で言えば、間隔が1か月以上開くのであれば、全体を染めた方がキレイです。
『前撮りの時にどういったヘアカラーにしたのか』にもよりますが、さすがに1か月経つと根元が伸びている&少しでも色は落ちているという理由からです。
根元のカラーと全体の色味の調整という意味でも、毛先までヘアカラーをすると良さそうです。
逆に間隔が1か月以内であれば、もしかしたら根元のカラーだけで良いかもしれません。
1か月以内の間隔で、気になるほど色落ちもしていないのであれば、根元の黒髪だけ染めておきましょう。
ただ、最終的にはご自分で結論は出さず、やっぱりその期間のことも含めて担当美容師と良くご相談することをおすすめします!
結婚式が終わった後はどうしたい?
最後にゆとりがあればちょっとだけ考えておくと良いのは『結婚式が終わったらどうする?』ということ。
とは言え、もちろんこの場合最優先すべきは結婚式当日だとは思いますが。
例えば、そのままハネムーンに行くならその時に写真もたくさん撮るでしょうから、結婚式のためのヘアカラーとは言え『ちょっと色持ちが良いカラー』を考えても良いかもしれません。
もう一つ例えば、「結婚式のために髪を伸ばしていたけど終わったらバッサリ切る!」とか、「また黒髪に戻す」という方も割といます。
であれば結婚式では、毛先に負担をかけてでもちょっとイケイケなヘアカラーを楽しむのもアリです。
そんなふうに結婚式が終わったらどうしたいか、どんな予定があるかまで美容師に伝えてもらうと、より良いヘアカラーのご提案ができますので、ムリのない範囲で伝えてみましょう。
結婚式のヘアカラーまとめ
色々な方法で注意点やポイントをお伝えしてきましたが、ポントをまとめます。
・結婚式のヘアカラーを決めるときは、自分の中で基準があると良い
・どのタイミングでどうやって染めるか?も考えておく
・結婚式当日だけではなく、前後の予定も考えておく
・最終的には美容師に丸投げでもOK!笑
といった感じです。
「それでも迷う!」
「逆に迷った!!!」
という方に向けて最後に参考になるヘアカラーをご紹介します。
それは【ベージュ系】のヘアカラーです。
明るければ明るいほど本当にベージュのような色になります。
暗めのブラウンをベースにしたとしても、ベージュ系の色味をミックスすることで、ブラウンの重い感じを少し和らげることができます。
そしてどんなメイクやドレスの色ともケンカしないので、ほぼどんな方でもマッチします。
さらに似合うようにするならば、パーソナルカラーを軸にすこし色味を調整すればOKなので、もしも結婚式のヘアカラーで迷った時は万能なベージュ系にしましょう!
最後に。
いち美容師としては、結婚式のヘアカラーを任せて頂けることはとても嬉しいことです。
いつも以上に気持ちを込めてカラーをするので、遠慮せず思いっきりご希望をぶつけてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)
ご相談のみでももちろんOKです。
ご予約も承っております。
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!