シェアサロンってどういう美容室?現役で勤めている僕がお答えします!

僕は2024年1月から東銀座にあるシェアサロンで独立し、フリーランスのヘアカラーリストとして働いています。

 

僕が昔から担当させて頂いているお客様は、僕が独立することをキッカケに初めてシェアサロンに来るという方がほとんどです。

 

そこでやはり「シェアサロンってなに?」「どういう働き方なの?」と聞かれることが多いです。

 

そこで今回は、2024年7月現在、現役でシェアサロンで働いている僕が、さまざまな疑問にお応えしていきます。

ヘアカラーリスト今井

まだまだフリーランス美容師のヒヨッコ。

ヘアカラーリスト今井です、こんにちは。

シェアサロンとはフリーランス美容師が集まっている美容室

まずザックリしたイメージとしては、『シェアサロンという美容室にはフリーランスの美容師が集まっている』というイメージでOKです。

 

通常、美容室で働く美容師は、その美容室のオーナーに雇われる形で働いていますが、雇われていない=独立した美容師のことをフリーランス美容師と言います。

言い換えると、フリーランス美容師とは、独立はしているけど自分の店舗は持っていない美容師のことです。

 

その美容師達が数人で一つの美容室の中で、受付やトイレなどある程度の設備をシェアしながら働く美容室のことをシェアサロンと言います。

 

シェアサロンは、1つの大きい美容室の中に小さい美容室が集まっているイメージとも言えます。

シェアサロン・面貸し・業務委託の違いは?

美容室のイメージ※写真はイメージです

シェアサロンと似ている業態として、『面貸し』『業務委託』と呼ばれるものがあります。

似ているようですが、それぞれ違いがあります。

業務委託とは

美容室の正社員ではないですが、その美容室と契約し、その美容室の営業時間や価格設定に基づいて業務=お客様への施術を行います。

 

自分で集客や備品の調達をせずとも、美容室にいらっしゃったお客様を、美容室側から委託を受けて施術をする形です。

 

雇用契約では無い分、比較的自由に出勤日数を調整できるところが多いです。

面貸しとは

独立した美容師が、美容室の1席(業界用語でセット面)を間借りする形で営業する業態です。

セット面を借りるので面貸しと呼ばれます。

 

元々オーナーや店長が美容室として経営・営業している中で、1席のみ借りて営業します。

働く美容室のオーナーや店長との契約の範疇で、営業時間や料金は自分で決めるところが多いですし、集客も自分でします。

 

美容室の営業時間に空いている席を借りたり、営業時間外に席を使うケースもあります。

シェアサロンとは

シェアサロンは基本的に、その美容室内で働いている美容師は一人ひとり全員独立しています。

 

なので、営業時間・料金等は一人ひとりの美容師によって違いますし、美容師側としても、基本的にお客様から頂戴した料金がそのまま100%その美容師の収入になります。

 

つまり全ての席が面貸しで、雇用契約をしている美容師が1人もいない美容室のことをシェアサロンと呼びます。

面貸しの発展系がシェアサロンということです。

シェアサロンが増えている理由

美容室のイメージ※写真はイメージです

業界では今、シェアサロンで働く美容師が増えています。

こうした背景にはいくつか理由がありますが、その1つとしては、やはり美容師はどこまでいってもお客様と1対1の仕事であるということがあります。

 

美容専門学校を卒業して美容室に入社し、最初はアシスタントとして働きながら技術を学んでいきます。

技術者としてデビューしたあとは、一人ひとりのお客様に施術をしていくことになりますが、これはデビュー1年目だろうと、オーナークラスの美容師だろうと根本は変わりません。

 

もちろん完全に経営側に回ってしまうケースもありますが、美容師の本質は目の前のお客様に向き合うことであるはずです。

 

となると、それなりにキャリアを積み、お客様がある程度リピートしてくださっているのであれば、必ずしも雇われている必要はなくなってきます。

営業日時や休日などを自分でコントロールできる

どんな仕事も楽ということはないですが、一般的に美容師は時間が過密になる傾向があります。

 

営業時間外に、自分の練習だけではなく、後輩指導・勉強会・ミーティングなどで時間を使うことが多いので、なかなか自分の時間が持ちにくいです。

 

子育てをしながら働いている人や、美容師以外の仕事を兼業したい人、長期の休暇を取りやすくしたい場合など、時間の都合をつけたい美容師には、シェアサロンはうってつけといえます。

人間関係の問題

上記で少しお伝えしたように、後輩指導など営業時間外の仕事の中で、家族より長い時間を同僚と過ごすことに疲れてしまう美容師もいます。

 

そういった人間関係の煩わしさから解放されて働けるのも、シェアサロンのメリットといえます。

 

シェアサロン内には当然、自分以外の美容師も働いていますが、付かず離れずの程よい距離感で働けるので気が楽です。

開業へのステップとして

美容室の数はいまだに多く、人口に対してはやや飽和気味です。

そして、新規に美容室をオープンさせるのは金銭的にもリスクが大きいです。

 

独立はしたいけど、店舗は持ちたくない。

または、将来的に店舗は持ちたいけど、その前にワンクッション勉強や経験を積みたい。

そんな美容師が多くなってきていることも、シェアサロンが増えていく背景にあります。

シェアサロンのまとめ

シェアサロンについて解説してきましたが、ご理解頂けたでしょうか?

 

上記で説明した内容は、あくまでも各業態で1番多いケースの場合です。

日々いろいろな業態が生まれては消えていきますし、働き方(営業日時等)や契約内容(給与面等)は、いろいろなバリエーションがあるので、上記の限りではないことを明記しておきます。

 

ちなみに、僕自身は個室型と言われるシェアサロンで働いています。

ひと月毎にその部屋の家賃を払い、個室を占有して使わせてもらうというパターンです。

 

周りの目を気にせず過ごしていただけるので、お客様からもリラックスできると高評です。

興味がありましたら、ぜひお越しください。

 

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お会いできる日を楽しみにしております。

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