皆さんは、3Dカラーって聞いたことありますか?
聞いたことがあるという方でも
漠然と『コントラストのあるハイライトを入れたヘアカラー』
くらいの認識ではないでしょうか?
ちょっと待ってください!
ハイライトを入れれば何でも3Dカラーというわけではないのです!
何となく『コントラストをつければ3Dカラー』ではなく
僕たちkakimoto armsでは3Dカラーと呼ぶヘアカラーに定義・理論を設けています!
ということで、こんにちは。
優雅で繊細なハイライトが得意なヘアカラーリスト今井です。
・3Dカラーの定義が分かります。
・3Dカラーとハイライト・ウィービングの違いが分かります。
・やりたいデザインが明確に分かると、いつでもオシャレなヘアカラーが出来てハッピーになります♪
まずハイライトの予備知識として、こちらの記事を読んでいただくと分かりやすいので、まだ読んだことがない方は先に読んでみてください↓
皆さんはどのようにヘアカラーを楽しんでいますか? もちろん楽しみ方は人それぞれ。 例えば、1色染めで毎回テーマを変えても楽しめますよね! 1色だけではなく、線状にハイライトを入れて…あれ?ハイライト?メッシュ??ウィービング??? 色々呼び方はあるけど、違いは何だろう?と思ったことはありませんか?今回の記事で紐解いてみましょう!
3Dカラーが生まれた背景
2010年ころ世界的にアジアンビューティーが流行り、その影響によって日本で黒髪ブームがあった時を覚えていますか?
しばらくして黒髪ブームは終わりましたが、その後はみんな暗めの無難なカラーに落ち着いていました。
そのくらいの時期に、
もっとヘアカラーを楽しみたい女性がいるのではないか?
そんな女性たちは、人と違う、新しいカラーデザインを求めているのではないか?
新しいカラーデザインとは透明感・立体感・ブレンド感のあるカラーなのでは?
とkakimoto armsではイメージし、生まれたのが3Dカラーです!!!
それまでも個人レベルでは3Dカラーと名付けてヘアカラーをしている美容師はいたかもしれません。
しかし美容業界全体としては、3Dカラーにしっかり定義・理論を設けてデザインを確立し、ヘアカラーのトレンドを生み出したのはkakimoto armsです。
3Dカラーを発表してからは、モデルさんやトレンドヘアカラーに興味のある方々がkakimoto armsに殺到するようになりました。
3Dカラーの定義とは
それでは、3Dカラーの定義です。
①全体の髪色とハイライトの差が5レベル以上であること
②13レベル以上のハイライトがブレンドされていること
③ヘアスタイルと連動したハイライトデザインであること
の3つです。
…これだけでは、意味が分からないですよね ^_^;
わかりやすく解説していきます。
髪の毛を明るくしていくと
まず、最初に基礎となることから。
多くの日本人はいわゆる黒髪です。
黒髪を明るくしていくと、いわゆる茶髪・金髪となっていき、理論上いちばん明るい髪が白髪です。
kakimoto armsでは、この黒髪〜白髪までのグラデーションを20段階のレベル表記で表しています。
細かいようですが、これが見極められないとヘアカラーリストとは言えません。
これを元に進めていきます。
①全体の髪色とハイライトの差が5レベル以上であること
これは3Dカラーを見せる上で1番大切なことです。
そもそも明るさの差がないと3D感が出ないですから…!
ということで、少し乱暴な言い方をすればハイライトはとことん明るくしましょう!ということです!
図を参考に、最低限5レベルの差がつく色を見てもらえればコントラストを感じていただけるはずです。
②13レベル以上のハイライトがブレンドされていること
2つめのポイントは、ハイライトの明るさが13レベル以上であることです。
図の中のアンダーカラーという部分。
ここが重要ポイントです!
12レベルまでと13レベル以降での違いがあるのがお分かりでしょうか?
ここでの違いはブラウンが有るか、無いかです。
ブラウンは、深みを出すのに必要な反面、透明感を出す時はジャマになります。
透明感がないと、視覚効果として浮かび上がってきません。
ですので、ハイライトはブラウンがなくなる領域=13レベル以上である必要があります。
③ヘアスタイルと連動したハイライトデザインであること
最後のポイントです。
当たり前のようですが、ヘアスタイルに合わせたハイライトを入れなければ3Dカラーにはなりません。
3Dカラーは、ポイント①・②にあるハイライトや髪の明るさを気にしがちです。
しかし、3D感を出すためにはベースとなる全体の髪をどう残すか?が大切なのです!
どこの髪を残して、どこの髪にハイライトを入れるのか計算する。
これがヘアスタイルと連動するということです。
なぜ3Dに見えるの?
なぜコントラストのあるハイライトカラーをすると3Dに見えるのか?
それは、光と影の関係を作ることができるからです!
そして、kakimoto armsではそれを計算して完璧なバランスで表現することができるからです!
明るい色=光が多く当たる・反射するということです。
ベースとなる髪に対して、強く光を反射するコントラストのあるハイライトがあることによって、自ずとベースは影となります。
さらに、そのハイライトとベースの髪がヘアスタイルの表面だけではなく、内側にもあり重なり合うことによって様々な明るさのハイライトがブレンドされて見えます。
このブレンドこそが、3Dに見える要因です。
そして、これこそが本来の意味での3Dカラーということです。
ちなみに、ドラッグストアなどで市販されているカラー剤にも3Dカラーと銘打つ商品がありますが、当然ながら1色染めの薬剤ですので、3Dにはなりません。
3Dカラーが似合うヘアスタイル
最後に、3Dカラーが似合うヘアスタイルをお伝えします。
と言っても、上記のポイントさえしっかり抑えれば基本的にどのヘアスタイルでも対応できるのが3Dカラーの魅力と言えます。
参考までに、kakimoto armsのヘアスタイルコレクションからお見せします。
3Dカラーのまとめ
いかかでしたか?
なんとなく、3Dカラーは明るいハイライトが入ったカラーデザイン!くらいだと思っていませんでしたか?
kakimoto armsがしっかりとした定義・理論を元に、沢山のヘアデザインとともに発表したのが3Dカラーの事実上の元祖です!
みなさんもぜひ3Dカラーを楽しみにkakimoto armsへお越しください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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*1:写真はオフィシャルHPより。