白髪が増えてくると髪全体が「真っ白」と感じてしまう原因と解決方法

白髪が増え始めてきたのをキッカケに白髪染めをしはじめた。

でもあるとき、鏡に映る伸びてきた髪を見て

「白髪増えてきたなぁ…私の髪、真っ白…」

って思ったことはないですか?

 

僕のお客様でも、そのようにおっしゃる方は多いです。

でも実際には100%白髪しか生えていない人はごくわずか。

なぜ、ある程度白髪が増えてくると「真っ白」と感じるのでしょうか?

どのように染めたら真っ白と感じにくくなるのでしょうか?

今回紐解いていきましょう。

白髪率40%がキーポイント

僕は23年間ヘアカラー一本でやってきたことで、白髪に対して独自の理論ができました。

それは黒髪と白髪の比率という考え方。

全体の髪を100%として、白髪率が40%を越えると「真っ白」と表現するお客様が増えます。

白髪の存在感が強すぎて、髪の大半が白髪と感じてしまうんです。

そう、まだ全体の半分にも満たない割り合いなのに。

 

そこには3つの原因があります。

①感覚的に受け入れ難い

②髪質の変化

③視覚的な印象

という3つです。

①感覚的に受け入れ難い

ほとんどの方は、物心つくころは黒髪の状態ですよね。

それが歳を重ねるにつれ徐々に白髪が増えていく。

そうなると白髪=老化というイメージを持ってしまい、白髪が増えていくことに敏感になってしまいがちです。

②髪質の変化

白髪は黒髪に比べて乾燥しています。

乾燥した毛は広がりやすく、それだけで目立ちます。

 

年齢を重ねることによるハリコシの低下も原因の1つ。

特に分け目のボリュームが出にくくなることで、根元の白髪が際立って見えてしまいます。

③視覚的な印象

色の視点から考えると、白という色は膨張色と言って、物体が大きく見えるという特徴があります。

単純に、黒髪とのコントラストで白髪が目立つということもあります。

 

以上の原因から白髪が増えてくると「真っ白」と感じてしまう方が増えます。

では、どう染めれば根元が目立ちにくくなるのかという点をお伝えしていきます。

根元が真っ白と感じにくくなるヘアカラー

結論から言うと白髪率40%以上の方は、ヘアカラーをするとき出来るだけ明るくしていくことをおすすめします。

染める色を単純に明るくすればするほど、根元が伸びてきたときのコントラストがなくなり、境い目が目立ちにくくなるので、真っ白と感じにくくなります。

ちなみに白髪率40%未満の方は、逆に暗い色のほうが伸びてきたときの境い目は目立ちにくいです。

一例として写真を参考にしてみてください。

白髪が多いほど明るく、黒髪が多いほど暗くしてあげると、伸びてきたとき境い目が目立ちにくくなります。

ヘアカラー明るさの比較

 

かなりザックリと分けていますが、もちろん染め方にもよります。

そしてお好みやライフスタイルによって、出来る出来ない、またはやりたいやりたくないということも出てくるでしょう。

ですので最終プロにおませください。

 

ここまでさんざん白髪率〇%とか話していますが、「数字で言われてもよく分からないよ〜」という方も安心してください。

基本は体感ベースで真っ白に見えるか見えないかという判断でOKです。

「そうは言っても見極めが難しい…」という方は、ぜひご相談ください。

 

ご相談・ご来店をご希望のお客様は、ぜひLINEのQRコードからご連絡ください。

お会いできる日を楽しみにしております。

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追記。

 

僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。

当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。

どこにでもいる普通の少年でした。

 

でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて

自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき

=世の中にはそんな人が多いはず

=そんな人たちの助けになりたい!

といったような理由で美容師を志すようになりました。

 

美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。

 

この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります