色落ちした後の気になるオレンジな髪色。その原因と解決方法!

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「私、ヘアカラーが退色するといつもなんかオレンジっぽくなっちゃうんだよね」

「いつも美容師さんにはオレンジになりにくいように染めてもらってるんだけど、なんでかなー?」

ヘアカラーをしてから2週間ほど経つと、徐々に色が落ちてきます。

 

もちろん、色落ちしないように対策をしていれば色が落ち始めるのは、もう少し先に伸ばせますが、確実には止められません。

 

そして一概には言えないまでも、多くの日本人が色落ちした後に髪がオレンジっぽい色になります。

 

この色落ちした後のオレンジが嫌だ!という方は多いです。

 

そこで今回の記事では、この色落ちした後のオレンジについて切り込んでみましょう。

 

ヘアカラーリスト今井

ということで、こんにちは。

髪のオレンジ問題解決が得意な

ヘアカラーリスト今井です。

 

なんでオレンジになるの?

どうやったらオレンジになりにくく出来る?

そんな疑問に、ヘアカラー大好きカラーリスト今井がお答えします!!!!

 

この記事を読んでいただくと

・髪がオレンジになる原因が分かります。

・オレンジ問題の対処方法も分かります。

・ますますオシャレなヘアカラーになって、色持ちも良くなって、退色してもオレンジにならなくなって、毎日ハッピーに過ごせるようになります♪

色落ちした髪がオレンジになる理由

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ヘアカラーをして1〜2ヶ月ほど経つと、当然根元は伸びてきて「そろそろカラーしないとなぁ・・・」となると思います。

 

そこで毛先の状態を見てみると、オレンジっぽくなっている方が多いと思います。

 

なぜ、色が落ちるとオレンジっぽく感じるのか?

その理由は2つあります!

1つは、地毛が黒髪の人の宿命のようなもの。

もう1つは、カラー剤に含まれる色味の問題です。

それは『地毛が黒髪の人の宿命』

まずはこちらの表をご覧ください↓

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この図は髪の明るさのグラデーションです。

それを数字や色を使って表したレベルスケールというものです。

 

数字が小さいほど暗く(黒に近い)、数字が大きいほど明るい(白に近い)です。

 

その間は、灰色のグラデーションではなく、色味が変わっていきます。

 

これが、元々の地毛が黒系の人の基本となります。

 

この表の1番下、【アンダーカラー】を見てもらえば分かるように、黒髪を明るくしていくとブラウンの中にレッドやオレンジという色が見えます。

 

それを通り越すと、ブラウンがなくなり、オレンジ〜イエローとなります。

 

つまり黒髪を明るくていく過程で、どうしても赤系の色味が顔を出してきてしまうのです。

 

それは『カラー剤に含まれる色素の問題』

カラーをした直後はオレンジを感じない。

いや、むしろオレンジが出にくいようにアッシュやマットなど寒色にしてもらった。

なのに退色するとオレンジ!!!

 

実は、カラー剤は色々な色素が混ざって作られています。

こちらをご覧ください↓

カラー剤の色素の大きさ

髪の毛の断面とカラーのイメージです。

そもそも「髪の毛のことがよく分からん。」という方はこちらを参照ください↓

この図の青・黄・赤はカラー剤の色素です。

青は色素が大きく、表面近くでしか染まりません。

逆に赤は、色素が小さく、髪の芯近くまで入っています。

 

つまり、赤系の色素ほど奥深くまで染まり、なかなか抜けていかないんです!!

 

かと言って、赤系の色素をまっっっったく無しでカラー剤を作ってしまうと、芯の方まで染まらないことになるので、今度は「なんだか深みがないスカスカした色だなぁ」とか「すぐ退色しちゃった・・・」となってしまいます!

 

このバランスが難しいところ、かつ、退色したときのオレンジ問題の原因になるワケです。

色の出方・色持ちを左右するのはメラニンタイプ

メラニンタイプというのは、主にアジア人の黒髪を4種類に分類する考え方

kakimoto armsオリジナルの髪質の見極め方法の1つです。

 

メラニンタイプの4種類とは、青味赤味黄味灰味です。

 

黒髪を明るくしていくグラデーションのレベルスケールですが、人によって明るくなりやすい髪・明るくなりにくい髪があります。

 

そして、それぞれの特徴を基準となるレベルスケールに当てはめて微調整して考えます。

 

青味・・・1番明るくなりにくい髪です。

元々の地毛が黒光りしているような髪です。

 

基準のレベルスケールよりも、赤味が出やすい傾向があるので明るくしていってもなかなかイエローまで辿り着きません。

 

つまり明るくすると、1番オレンジに色落ちしてきやすい髪です。

 

赤味・・・標準のレベルスケールに1番近い髪質です。

 

アジア人の中でも、特に純日本人に多い髪質です。

 

基準通りとは言え、一般的なイメージよりも少し明るめにしたり、オレンジを抑えるイメージでカラーしないとオレンジっぽく感じやすいです。

 

黄味・・・赤味の次に多い髪質です。

 

赤味と反対にやや黄色よりなので、色落ちするとオレンジを通り越して黄色くなりやすい傾向があります。

 

実際にお客様でも、「色落ちすると黄色くなる」というお悩みの方もいます。

 

灰味・・・1番明るくなりやすい髪質です。

 

地毛の黒髪が、柔らかく透けた印象があります。

 

もちろん基準のレベルスケールよりも黄色くなりやすいですが、それだけではなくヘアカラーをした時、ややくすんだ色味に発色する場合があります。

 

4つの中では1番少ない髪質です。

オレンジに色落ちしてこないようにするには

オレンジに色落ちしてこないようにするためには、主に4つの方法があります。

 

上記のレベルスケールの考え方自体は、美容師側が理解していれば良いことですが、以下の4つのポイントはお客様でも知っていて損はないので抑えておきましょう。

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

補色で染める

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補色とは、正反対の色のことです。

 

オレンジの反対の色は、アッシュ(青)です。

 

これは、色相環という考え方に基づきます。

 

色のグラデーションを輪っかにした時に、180度反対の色を補色と言います。

 

補色同士を混ぜ合わせると、お互いの色の特徴を打ち消しあうという色の性質があるので、それを使います。

 

つまり、オレンジに色落ちするのであれば、単純にアッシュ系の色で染めるとオレンジに色落ちしにくくなります。

色落ち対策はしましょう!

 

そうは言っても、色落ち対策は万全にしましょう。

 

アッシュに染めたからと言って、その後『何も対策しない』のでは流石にすぐ色落ちしてまたオレンジが出てきます。

 

カラー用シャンプー・トリートメントを使うのなどの対策方法がいくつかあるので万全にしましょう!

僕のおすすめはこちらのiroPです。

僕が長年カラー剤を愛用している日本の大手美容メーカーhoyuさんが製品開発をしているので、安心してお使いいただけます。

ご興味がありましたら画像をタップしてみてください。

 

ヘアカラーの色落ちについては、こちらの記事もぜひご覧ください↓

熱を当て過ぎない

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色落ち対策の記事でも触れていますが、特にアッシュ系の色味は熱に弱い性質があります

 

特にヘアアイロンは高熱ですので、場合によっては一瞬で色が飛んでオレンジになってしまうことがあります。

 

もちろん形を作る上では欠かせないものという方も多いと思います。

 ですので、状況を見てやらなくていい時は極力髪を休ませてあげましょう。

ハイライトをブレンドする

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応用に近いやり方です。

 

レベルスケールを参考にしながらお読みください。

 髪は極端に明るくすると、オレンジを通り越して徐々に黄色が出てきます。

 

これを使い、細かくハイライトで黄色をブレンドし、その後上から希望の色味をかぶせることで、色落ちした時にオレンジを感じにくくなります。

 

この時のハイライトは、線を見せるという目的ではないのでコントラストは極力つけません

 ですので、染め終わった後はほぼ一色に見えます

 

先にオレンジを削ってから色をかぶせるので、染めた色が赤味を感じにくくなり、色落ちしてもオレンジが出にくくなります。

 

まだ試した事がない方には、おすすめの方法です。

色落ちしてオレンジになる理由のまとめ

簡単ではありますが、以上が色落ちしてオレンジにならないようにするための対策方法です。

今までやったことがない事があれば、1つでも取り入れてみてください!

 

オレンジが気にならないようになると、逆に染める色をオレンジにしてみたい!と思う方もいます。

しかし、どんなに対策していても染め直す時期は必ずきますので程々に。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)

ご相談のみでももちろんOKです。

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お会いできる日を楽しみにしております。

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追記。

僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。

当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。

どこにでもいる普通の少年でした。

でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて

自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき

=世の中にはそんな人が多いはず

=そんな人たちの助けになりたい!

といったような理由で美容師を志すようになりました。

美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。

この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります