寒い冬も、もうすぐ終わり。
暖かくなってきて過ごしやすい季節と思いきや、花粉症の方にとっては、また別の意味で辛い季節が到来してきましたね。
この時期、毎年頭皮が痒くなったりフケが気になる、という方は多いのではないでしょうか?
東京都内で花粉症の方の割合は調査する度に増えていて、スギ花粉の場合、1985年前後には10%だった比率が、2017年の調査では50%に届こうかというところです。
つまり、(スギ花粉に限っては)東京都内では2人に1人が花粉症なのです!
そんな花粉ですが、髪・頭皮にも影響を及ぼしていることをご存知ですか?
今回は花粉と髪・頭皮の関係性について掘り下げてみましょう。
花粉は髪と頭皮に悪影響!?その訳とは
結論から言うと、花粉は髪にダメージを与えます!
花粉に限らず、PM2.5などの細かい粒子などが髪にくっ付くことで、
ジワジワと髪にダメージを与え続けることが分かっています。
「なんだか髪がゴワゴワする・・・」という声を良く聞きますが、
それは風で花粉と一緒に舞い上がってきた埃などの影響も大きいです。
そして髪だけではなく頭皮にももちろん影響があります。
花粉症がアレルギー反応で引き起こされているので、頭皮にくっ付けば痒みが出る可能性があります。
痒いからと言ってかきむしってしまうと、頭皮が炎症を起こして荒れてしまいます。
そうなると、抜け毛やフケの原因となってしまいます!
では、髪に花粉が付かないようにするには?
そして、付いてしまった花粉はどうすれば良いのでしょうか?
花粉は髪にくっ付きやすい
そもそもなぜ花粉は髪にくっ付くのでしょうか?
それは、花粉の形と静電気が原因です。
花粉の形
花粉の形はその植物によって違いますが、多くの場合トゲトゲしています。
そのトゲが、髪の表面の膜であるキューティクルに引っかかりやすいのです。
キューティクルについて詳しくは別記事にて↓
静電気
花粉の季節は、春めいて来るとは言えまだまだ乾燥する季節。
乾燥といえば静電気。
静電気が起こるような髪は、イオンの関係で自ら花粉を吸い寄せてしまうのです!
こちらも詳しくはこの記事にて↓
以上の理由から、花粉は髪にくっ付きやすいのです!
花粉を髪や頭皮に寄せ付けないバリアを張る
花粉を吸い寄せてしまう髪…
そうであるならば、髪にバリアを張って花粉がくっ付きにくくしてしまいましょう!
ポイントは水分と油分です!
髪のバリアは水分と油分
ここでは、水分=保湿すること。
油分=油膜を張ることです。
それぞれについて解説します。
保湿
乾燥することで起こりやすくなる静電気。
その静電気が花粉を吸い寄せるので、保湿することで静電気を発生させにくくしましょう!
その為には、ヘアオイルの前に髪用の保湿剤をつける必要があります。
髪の内側に水分補給を!
油膜
髪の内側に水分補給をしたら、今度は外側にヘアオイルを。
摩擦を減らすことで静電気も起きにくくなりますし、キューティクルを油分でコーティングすることで花粉が引っかかる場所を少なくできます!
頭皮のバリアは美容液
次に、頭皮のバリアについてです。
当然ながら、頭皮も保湿が必要です。
頭皮用の美容液は、ここ数年で各メーカーからかなりバリエーション豊富に出て来ています。
ご自身の肌に合った保湿できるタイプの美容液を付けることで、もともと人が持っているバリア機能を最大限に発揮できるので、花粉対策として有効です!
花粉を髪や頭皮からすぐに落とす
それでも花粉を完全にくっ付かなくすることはできません…。
であるならば、今度は家に帰ってきた後どうするべきか?ということになります。
帰宅後はまず花粉を落として吸い取って!
まず、すべきは花粉を落とすことです。
良く言われるのはブラッシング。
髪に軽くクシを通すだけでも簡単に花粉は落ちていきます。
そして僕がおすすめしたいのは、もっと簡単に全身に付いた花粉を落とす方法!
それは、イオンドライヤーです!
もちろんイオンドライヤーと一口に言っても、数多くあるので一概には言えませんが。
静電気の記事でお伝えしたようにイオンをプラスでもマイナスでもない、中性の状態にすることで花粉を落とすことが出来ます!
帰宅したらまず全身にイオンドライヤー。
これを定番にして欲しいです。
そしてもう一つ重要なことは、落とした花粉は必ず吸い取りましょう!
落としただけでは、床にまだ花粉がある状態なので、必ず掃除機かクイックルワイパーなどで完全に取り除きましょう!
もちろん空気清浄機で落としながら吸い込むのもアリです。
お風呂は寝る前に
最後に。
いくらドライヤーで頑張っても、細かい隙間に入り込んだ花粉は取りきれません。
やはり寝る前にお風呂に入り、髪(と頭皮)を洗ってすっきり花粉を洗い流しましょう!
できればこの時使うシャンプー・トリートメントは、頭皮のコンディションを整えるタイプが良いです。
花粉を洗い流すだけではなく、痒みもいっしょにケアしましょう。
花粉と髪の関係まとめ
花粉症はくしゃみ・鼻水・痒みなど様々な症状がありますが、
普段はなかなか髪や頭皮のことについては知ることができなかったと思います。
花粉がくっ付いてしまう原因が分かれば対策も立てやすいので、
今回の記事を参考にご自分に合ったケア方法を見つけて下さい!
ヘアカラーリスト今井でした!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)
ご相談のみでももちろんOKです。
ご予約も承っております。
トップページのお問い合わせフォーム、または下記のLINE友だち追加ボタンをご利用ください。
kakimoto armsの僕のプロフィールはこちらから。
そのままweb予約もできます。