
こんにちは!
ヘアカラー専門美容師・カラーリスト今井です。
今日は「お家で使うシャンプーの選び方」についてのお話。
ということで、皆さんは何を基準に選んでいますか?
テレビCM?
友だちからの紹介?
おすすめシャンプーのウェブサイト?
SNS広告?
美容師からのおすすめ?
色々な選び方がありますよね。
何がダメで、何が良いという単純なお話ではありません。
僕は、「世の中に【悪いもの】は存在しない」と考えています。
全ては選び方次第、使い方次第。
今お使いのシャンプーに満足であれば、迷わずそちらを使い続けてください!
でも少しでも不満があるなら、今回の記事をシャンプー選びの参考にしていただければ幸いです!
IT企業がシャンプーを売る時代
突然ですが『I-ne』(アイエヌイー)という会社って聞いたことありますか?
聞いたことがないという方も『BOTANIST』『SALONIA』『YOLU』はどうでしょう?
こちらは聞いたことがあるのではないでしょうか。
シャンプーや美容家電として有名ですよね。
突然現れて、一気に有名になった商品だと思います。
使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
このI-neという企業はマーケティング企業。
つまりSHISEUDOやP&Gなどの化粧品メーカーではないのです。
BOTANISTを例にとってみると、日本でオーガニック意識が高まっていた2015年に発売開始しました。
そして、テレビCMではなくSNSを使って一気に認知を広げていったという経緯があります。
つまり製品そのものの品質はいったん置いておいて、マーケティングの上手さがポイントだったということ。
YOLUの関しても同じで、ナイトケアという視点とパッケージも踏まえた打ち出し方は、とても魅力的ですよね。
自社工場を持たず、市場調査に100%舵を切れることで、フットワーク軽く『今、求められていること・もの』を世に出せることがI-neの強みですね。
新しいシャンプーは消費者のお悩みを解決できたのか
I-neのマーケティング戦略は業界を揺るがしました。
市場が求めていることをいち早く察知して製品化することは、とても重要なことですし、それができることは素晴らしいことです。
しかし、です。
ではBOTANISTが発売されてからの10年で、全ての消費者の頭皮が、髪が、綺麗になったと思いますか?
逆に悪くなった、いまだに合うものが見つからない、という方も多いのではないでしょうか。
こう書くとメーカーを否定しているように聞こえてしまいそうですが、そんな意図はありません。
業界に一石を投じたI-neは素晴らしい企業だと思います。
なんにでも当てはまることですが、相性というものがあるのです。
残念ながら、いかにマーケティングをしようとも万人共通でハマるものはありません。
それで言うと、昔からある『おすすめシャンプー紹介サイト』とか『シャンプー人気ランキング』なども同様に意味がありません。
シャンプーは化粧品
シャンプーは化粧品と同じです。
BOTANISTやYOLUのようにスーパーで売っているものもあれば、ECサイトでも買える。
美容室でも売っています。
冒頭お伝えしたように『世の中に【悪いもの】は存在しません』。
だから、今の質感に満足してるのであれば、無理に変える必要はないです。
もっと言えば『何を使うか、より、どう使うか』の方が更に大事です。
ただ、もっとツヤが欲しい。保湿したい。指通りを良くしたい。頭皮ケアしたい。
などなど、【もっと】がある場合は変えましょう。
もっとを求める場合、やはりデパコスのようにカウンセリングが必要です。
信頼できる美容師にぜひ相談してみましょう。
シャンプーを変えるだけで、劇的に髪質が良くなるケースは少なくないですよ。
今回は以上です。
読んでいただきありがとうございます。
ご相談・ご来店をご希望のお客様は、ぜひLINEのQRコードからご連絡ください。
お会いできる日を楽しみにしております。
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!