なんでヘアカラーリストになったの?僕の半生の物語。

僕はヘアカラーが大好きです。

この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。

 

僕は、見た目と声、性格からすると、お客様からよく「美容師っぽくないですね」って言われるんです。

 

『美容師っぽい』って何だろう?

イケメン?金髪?チャラい?ハデな服装?

そういうことでは無さそうですね。

 

さて、いきなり脱線しましたが、今回は僕の物語です。

 

子供のころから美容師を志していたワケでもなく、身内に美容師がいるワケでもない僕が、なんで美容師になったのか。

なんでヘアカラーリストになったのか。

 

そんな自分語りをしてみたいと思います。

物作りがとにかく好きでした。

僕が子どものころハマっていたアニメは『聖闘士星矢』。

 

すごい簡単に説明すると、『カッコいいお兄さんたちが、カッコいい鎧をまとって闘う、カッコいいアニメ』です。

 

少年の心を鷲掴みにして離さないヤツです。

 

アニメも見ていたし、鎧をまとわせたり外したりできるオモチャも買ってもらってました。

少年版の着せ替え人形です。

 

ついには好きすぎて、『自分で鎧作ろう!』となり、ダンボールでそれっぽく自作してました。

 

そうです。コスプレの走りです。

 

当時からとにかく物作りが好きな少年でした。

小学生で絵画教室

いろいろと習い事もさせてもらっていました。

 

習字、エレクトーン、拳法・・・でもどれもあまり長続きせず。

そんな中、友だちに誘ってもらって始めた『絵画教室』。

 

物作りが好きで、絵を描くのも好きだったので、ハマらないワケが無かったです。

 

しかも先生が美人でした・・・!

 

そこで絵を習って(描き方を習うというより、自由に描いたものにアドバイスをくれるみたいなスタンスでしたが)、コンテストで入賞したり、小学校に何年間か絵が飾られたりしていました。

 

調子に乗って「将来は絵描きになりたい!」とか言ってましたね。

 

でも中学校進学とともに、部活を理由に辞めてしまいました。

 

中学生時代は、いたって平凡な生活。

部活と塾と遊びで、気持ちも体もいっぱいいっぱい。

 

でも高校生時代で、また気持ちに変化が出てきます。

やば、進路決めなきゃ・・・の高校時代。

高校生のとき、僕の時代はビジュアル系ロックバンド全盛期。

当然のように僕もギターを弾き始め、派手な服装を好むようになり、髪も遊び始めます。

 

とは言っても、校則は遵守するまじめ君だったので、髪を染めたりピアス開けたりはしていませんでしたが。

 

ファッションに興味が出ていたので、地元で愛されていた小さいセレクトショップに入りびたっていました。

オーナーのおっちゃんと仲良くなって、毎週1回の仕入れのために東京に行くのに一緒に連れて行ってもらったこともあります。

 

友だちとお金を貯めて、各駅停車で片道3時間かけて東京に日帰り買い出しツアーにも行っていました。

 

東京に来るたびに、「広い!オシャレ!何でもある!晴れてるのに空が灰色!」って驚いていました。

 

そんな高校生は、髪へのこだわりから美容室で色々とめんどくさいオーダーをしては、美容師さんを困らせていました。

 

自分でも家でスタイリングしていて、「髪がキマらない・・・」と鏡の前であーでもないこーでもない。

 

高3に差し掛かるころ、そろそろ進路を決めなきゃいけない時期となり、勉強イヤだから受験したくない!だから大学は行きたくない!

けどやりたいこと決めなきゃ・・・。

って、結構焦っていました。

 

当時はビジュアル系ロックバンドだけではなく、カリスマ美容師も全盛期で、キムタク主演のドラマ『ビューティフルライフ』も流行ってましたね。

 

カリスマ美容師に影響を受けたつもりはないんですが、

・自分の髪がキマらないこと

・世の中の美容師ブーム

・物作りが好き

・学校の勉強嫌い!!!!

 

おそらくこれが自分の中でくっ付いたのでしょう。

 

「将来は美容師になる!自分みたいに髪がキマらない人の助けになる!」

 

ということで将来は美容師に決定しました!!

上京からの苦悩と選択

美容師やるなら絶対東京!

いや、何にしても絶対上京!

 

東京への憧れだけを引っ提げて、高校卒業とともに上京。

 

最終的に友だちの溜まり場と化してしまう、専門学校の最寄り駅から4駅という好立地のアパートを借りて、一人暮らしスタートです。

 

バイトしながら学校通い。

全国各地から集まったセンスの塊りみたいな同期生たちと競うように美容漬けの毎日。

 

ふと気づいたら「あれ?自分、なんで美容師になりたいんだっけ・・・?」と、迷いが出てきて悩む日々が訪れました。

 

そんな中でも、同じクラスの仲間と話すのは楽しかったし、物作り的な視点ではやってることがキライになったワケでもないので、毎日ちゃんと学校には行ってましたが。

 

そんな折、学校に外部講師が来ます。

「今日は外部講師のセミナーを聞きに全員ホールに集合!」

 

その外部講師は、僕が現在所属している美容室『kakimoto arms』のヘアカラーリスト1期生・高原紀子でした。

 

もちろんそのときは、「初めまして」です。

 

高原がプレゼンを始めます。

「こんにちは〜!私は『ヘアカラー専門の美容師・ヘアカラーリスト』です!」

 

え?

 

ヘアカラー専門の美容師?

 

ヘアカラーしかしないの?

 

カットは?パーマは?シャンプーは??

 

頭の中は【?】でいっぱいに。

そしていつの間にか、高原の話に聴き入っていました。

 

セミナーが終わったころにはすっかり洗脳されて、「ヘアカラーリストかぁ。みんなカットばっかしてるから人と違うことの方が楽しそう!」ということで、将来はヘアカラーリストになる!と決め、下がり気味だったモチベーションが復活!

 

そこからヘアカラーリストについて調べたら、5件ほどヘアカラーリストが在籍していて、働きたいと思う美容室が見つかります。

 

けど最終的には、その中でも面接のタイミングが1番早く、最初にヘアカラーリストの事を教えてくれたkakimoto armsの入社試験を受けることに。

 

3次面接までどうにかクリアして、ついに就職決定!

 

こうして僕のヘアカラーリストとしての人生が始まりました。

 

ということで、そんな僕の人生を決定付けた、僕の人生そのものであるヘアカラーが大好きなんです!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

追記

好評につき、第2弾として続きの物語を書きました。

もし良ければこちらもお読みください

 

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