梅雨の季節は湿気の季節。
この時期、髪の1番のお悩みは『うねる・広がる』という方が多いと思います。
以前、別記事にて原因と対処方法をご紹介しました↓
湿気が多くなる時期の髪の悩みといえば、広がる・うねるなどですね。この時期が1年で1番「髪が扱いづらい!」と感じている方は多いのではないでしょうか?そこで今回は、湿気と髪の関係・湿気の時期に髪が扱いづらくなる原因と対策について考えて見ましょう。
しかし、この方法は髪への負担が無いことがメリットの反面、効果も弱く、持続性に欠けます。
もちろん満足出来ればそれに越したことはないですが、「コレじゃ収まらない!」という方は、次のステップとしてストレートパーマを考えると思います。
ストレートパーマは大きく分けて2種類。
そのままストレートパーマと縮毛矯正(スーパーストレートパーマ)です。
みなさん、この違いは分かりますか?
今回の記事で紐解いてみましょう。
ストレートパーマと縮毛矯正の違いとは
1番簡単な違いとしては熱を使うか使わないかです。
つまり、ストレートパーマは薬剤の力のみでかけるパーマで、縮毛矯正は+熱の力を利用するパーマという違いです。
この熱というのが今回のキーワードです。
それぞれの仕組みをご説明していきます。
ストレートパーマ
ストレートパーマの仕組み自体は、少々乱暴な言い方をするとウェーブやカールのパーマと同じです。
まずはパーマの仕組みから↓
ボリュームのある髪や、ウェーブのへスタイル、毛先の緩やかな動きなどはパーマかアイロンやホットカーラーで巻かないと出来ません。 もしくはそれなりにクセのある髪の毛ならば不可能ではないですが…。 アイロンやホットカーラーは1回でも髪を濡らせば落ちてしまうことを考えると、やはり継続して楽しむにはパーマが必須ですね! でも、パーマは薬剤を使うのでダメージは避けられないところ。 少しでもパーマのダメージを抑えて、持ちを良くさせるためにはどうしたら良いのでしょう? 今回はパーマの基本的な部分について切り込んでみます!
仕組みは同じまま、ロッドに巻くか、まっすぐ下しておくかの違いです。
したがって、髪にかかるダメージ具合はパーマとほぼ同じでしっかりケアをすれば、そこまで負担はかかりません。
パーマはウェーブやカールがかかる分、強くかけるほど髪のまとまりは悪くなるので、乾燥しやすくなり次第にダメージしていきます。
逆にストレートパーマはどちらかと言えば、髪をまとめやすくするパーマなので、ダメージを感じにくいと言えます。
しかし、薬剤の力は時間経過とともに徐々に落ちていくので、いつかはまたクセが出てきます。
縮毛矯正
今回の本題である縮毛矯正についてです。
大枠の仕組みはパーマやストレートと同じで、一旦髪を軟らかくしてから形を作り固定するなのですが、形を作る段階で熱を当てます。
熱を当てるときに使うものが、ストレートアイロンです。
ストレートアイロンの熱を利用して髪をまっすぐにし、薬剤で固定すると、その部分の髪は半永久的にストレートのままです。
時間が経とうが、いくらシャンプーを繰り返そうが、ストレートのままです。
これは、髪のタンパク変性を利用するためです。
タンパク変性
いきなり難しい言葉を出してすみません。
でもこのタンパク変性は、実は多くの方が目にしたことがある現象なのです!
その一例が卵料理です。
卵の主成分の一つがタンパク質です。
このタンパク質というのは、熱で固まるという性質をもっています。
もうお分かりですね!
例えば、生卵は柔らかくてぷるぷると動きますよね。
でもフライパンの上に落として目玉焼きにすると、固まって動かなくなります。
これを化学的にはタンパク変性したと言います。
縮毛矯正に話戻すと、髪をタンパク変性させて固めることで、まっすぐに固定するということです。
逆に一度タンパク変性してしまった物質を元に戻すことは、今の化学ではできません。
縮毛矯正とヘアカラー
縮毛矯正とヘアカラーは、相性があまり良くありません。
先にヘアカラーをすると、縮毛矯正をした時に色味が落ちて、タンパク変性により光を乱反射してキレイに見えずらくなります。
逆に先に縮毛矯正をすると、ヘアカラーの染まりが難しくなります。
明るくなりにくく暗くなりやすい髪質に変化するので、細かいニュアンスを表現しにくくなります。
詳しくはまた後日、別記事にて。
ストレートパーマと縮毛矯正のメリット・デメリット
ストレートパーマと縮毛矯正の違いはお分かりいただけましたか?
次にそれぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。
ストレートパーマのメリット・デメリット
ストレートパーマのメリットは
・(縮毛矯正と比べて)ダメージが小さい
・髪のボリュームが収まり、まとまりやすくなる
・次第に効果が薄れていくので、次回のヘアカラーやパーマ、スタイルチェンジに対応しやすい
・ヘアカラーの色味に影響しにくい
そしてデメリットは
・クセが強すぎると、ストレートにならない、またはすぐ効果が落ちる
こう書くと、メリットの方が多いように思えます。
しかし、(ヘアカラーもそうですが)効果が薄まるとは言え、全く100%元の状態に戻ることはないので、切り落とさない限り次回以降の施術は注意する必要はあります。
もちろんこのあたりは美容師の責任とも言えますが。
縮毛矯正のメリット・デメリット
次に縮毛矯正のメリット・デメリットです。
縮毛矯正のメリットは
・比較的強めのクセでも真っすぐに伸ばせる
・時間が経過しても効果が落ちない
デメリットは
・ダメージが大きい
・(効果が落ちないので)根元が伸びてくるとよりクセが気になる
・カラーチェンジ、スタイルチェンジしにくい
縮毛矯正の場合、メリットとデメリットが表裏一体で、良くも悪くも効果が落ちないと言えます。
そして、ダメージは大きいという部分は外せません。
縮毛矯正自体の効果は落ちませんが、表面のコーティングが落ちていくとパサつきや手触りの悪さ、静電気の起きやすさなどを感じやすいです。
まとめ
いかがでしたか?
ストレートパーマと縮毛矯正の違い・それぞれのメリットとデメリットがお分かりい
ただけましたか?
簡単ではありましたが、最低限の要点をまとめました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!