ヘアマニキュアとハイライトを組みわせたカラーのご紹介

こんにちは!

ハイライト専門美容師ヘアカラーリスト今井です。

 

普段、白髪を染めるためにヘアマニキュアをしている方も多いと思います。

ですが一般的に言うヘアカラーと違い、ヘアマニキュアを取り扱っている美容室は減っている傾向・・・

ましてハイライトを組み合わせて施術してくれる美容室はかなり少ないです。

 

と言うことで昔からヘアマニキュアが好きで得意な僕が、ヘアマニキュアとハイライトを組み合わせたデザインをご紹介します!

ヘアマニキュアの特徴は

まずはサラッとヘアマニキュアの特徴をおさらい。

・髪をコーティングするように染まる

・髪を明るくする成分を含まない

・アレルギー成分を含まない

・頭皮に付かない(美容師の技術力によりますが・・・)

ことがあげられます。

 

メリットとしては

・髪のダメージがほとんどない

・ツヤとハリコシが出る

・肌荒れの心配がほぼない(アレルギー成分は含みませんが、100%安全とは言えません)

 

対してデメリットは

・(コーティングが剥がれていくので)色持ちは悪い

・根元ギリギリは染めきれない

・茶色くしようとすると褪色したあとオレンジっぽくなりやすい

以上のような特徴があります。

 

詳しくはこちらの記事もご参照ください↓

ハイライトを入れるのは難しいの?

結論から言うと、ヘアマニキュアにハイライトを入れるのは難しいと言えます。

 

まずハイライトに関してですが、ヘアマニキュアに限らずハイライトを入れるときは基本的にブリーチを使うことが多いです。

100%必ずと言うわけではないですが。

 

ヘアマニキュアの話に戻すと、先ほどヘアマニキュアの特徴でもお伝えしたようにヘアマニキュアは明るくしようとするとオレンジにないやすい傾向があります。

このオレンジが問題になりやすいんです。

 

ハイライトを入れて髪を明るくしてもヘアマニキュアの色素は全て取りきることは難しく、たとえブリーチのパワーを強くしたとしても、【明るいオレンジ】になっていくばかりでなかなか黄色くなってくれません。

 

その後、上からまたヘアマニキュアで色味を被せる時に赤系やオレンジ系の茶色にするのであれば問題はないのですが、そうではなくアッシュ系やマット系にしたい場合は、このオレンジがとっても邪魔になってしまいます。

 

ちなみに最初にお伝えしたように、僕はヘアマニキュアが得意です。

それは塗る技術だけではなく、調合にも現れています。

特殊な調合をするのでオレンジっぽくならないように染めることができます。

 

さて話を戻しまして、それでもハイライトを入れたいというときは

僕は2択をご提示することが多いです。

①オレンジっぽくなることを了承のうえ初回からハイライトを入れる

②徐々にヘアマニキュアのオレンジっぽさが出ない色味にシフトしていって、OKのタイミングで改めてハイライトを入れる

 

①のパターンは、最初はオレンジが気になりますが、最終的には早く理想の色に持っていけます。

②のパターンは、半年〜1年くらい時間をかけてオレンジを抜いていくので、単純に時間がかかります。

 

実際にご来店していていただいてから、お好みや髪質・コンディションに合わせてしっかり相談していきます。

ヘアマニキュア×ハイライト実際のお客さまの仕上がり

ではここで、実際に【ヘアマニキュア×ハイライト】で施術したお客さまをご紹介いたします。

 

実は僕がkakimoto arms在籍時に担当させていただいていたのですが、僕の独立をきっかけに疎遠になってしまっていたお客さま。

 

ずっと色々な美容室でヘアマニキュアで染めていたとのことだったんですが、当然僕の調合とは違うヘアマニキュアなので『暗く、オレンジっぽい茶色』で染まっていました。

 

「昔のようにハイライトを入れたいし、もっと明るく軽やかな色味にしていきたい」

とのことで探し当ててご来店くださりました。

 

と言うことで、やはり例外なく2択をご提示。

今回のお客さまは①を選択なさいました。

 

ビフォーがこちら。

ヘアマニキュア×ハイライトのビフォー

暗めに染まっているので伸びてきている白髪との境い目もクッキリしています。

 

そこにハイライトを入れた状態がこちら。

ハイライトを入れた直後

想定通り、ややオレンジっぽいハイライトになっています。

 

このままでは髪色として美しくないですし、ハイライトを入れただけなので根元の白髪は全く染まっていません。

と言うことで、仕上げに上からヘアマニキュアを被せていきます。

 

ハイライトのオレンジっぽさを極力抑えつつ、根元の白髪はもともと染まっていた色と調和がとれる絶妙な調合をして。

 

アフターがこちら。

ヘアマニキュア×ハイライトの仕上がり

ハイライトのオレンジが抑えられつつ、明るさや立体感を楽しめる。

かつ、今後また白髪が伸びてきたときの境い目がクッキリしにくくなるようにしています。

 

①の方法ですと、1回目はこのような仕上がりになります。

ですが、まだまだ理想の色味ではありません。

 

今後は様子を見ながら、ヘアマニキュアのみの回とハイライトを組み合わせる回を交互にして、どんどん理想に近づけていきます。

ヘアマニキュア×ハイライトまとめ

今回はヘアマニキュア×ハイライトの一例をご覧いただきました。

ショートのお客さまでしたが、もちろんロングのお客さまもご来店いただいています。

 

いつもヘアマニキュアのみだけどハイライトを入れてみたい。

という方はもちろん、ハイライト入れなくてもいいけどオレンジっぽくなりたくない。

という方も、ぜひお気軽にご相談ください ^_^

ご来店をお待ちしております。

 

今回は以上です。

読んでいただきありがとうございます。

 

ご相談・ご来店をご希望のお客様は、ぜひLINEのQRコードからご連絡ください。

お会いできる日を楽しみにしております。

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追記。

 

僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。

当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。

どこにでもいる普通の少年でした。

 

でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて

自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき

=世の中にはそんな人が多いはず

=そんな人たちの助けになりたい!

といったような理由で美容師を志すようになりました。

 

美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。

 

この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります