東銀座の個室型美容室W/LIBRETYのヘアカラーリスト今井隆史のブログ。今も20年後もヘアカラーを楽しめるように。

化粧品やシャンプーにエタノールが入っている理由|メリットとデメリットを美容師が解説

化粧品やシャンプーにエタノールが入っている理由|メリットとデメリットを美容師が解説

こんにちは。お客さまの未来の髪と頭皮を守るカラーリスト今井です。

 

皆さんは、化粧品やシャンプーなどを選ぶとき、裏側の成分表を見て選ぶことはありますか?

今日のテーマはその成分表に良く書かれているエタノール。

多くの化粧品・医薬部外品に入っている成分の1つです。

 

パッケージの裏を見ると、その化粧品に含まれるすべての成分が書かれています。

これは全成分表記が法律で決まってるから。

そしてその中で多くの製品に含まれるのが、今回のテーマ『エタノール』(エチルアルコール)。

エタノールがなぜ入ってるのか皆さんご存知ですか?

結論から言うと「僕はエタノールを含む製品には否定的です」。

なぜ否定的なのか、まずメリットとデメリットを整理した上で掘り下げていきますね。

製品に含まれるエタノールのメリット

製品にエタノールを入れる目的は主に3つあります。

①殺菌消毒

②清涼感

③ 浸透を良くする

まずはエタノールの正体から紐解いてみましょう。

 

エタノールはアルコールの一種です。

効能としては防腐殺菌効果、つまり目的の1つは殺菌消毒です。

よく注射をする前にエタノール消毒で患部を拭いたり、手指消毒としてエタノールが使われますよね。あれと同じです。

化粧品・医薬部外品にエタノールを含むことで、殺菌消毒してシャンプーや化粧水などが劣化しないように入っています。

 

メーカーは化粧品・医薬部外品を製造・販売することが目的です。

大量に生産し、大量にストックを抱え大量に販売する。それが常にブレがなく安定していること。

そうすることで安価に製造し、手の付きやすい価格にすることができます。

簡単に言うと、製品を劣化させないようにエタノールが必要ということです。

メーカーの企業努力の賜物です。

 

もう一つは清涼感を得るため。

これも手指消毒でつけたことがあることがわかると思いますが、スースーする感覚がありますよね。

シャンプーや化粧水に含まれることによって、お肌についたときに清涼感を感じやすくなるという目的があります

 

3つ目の目的は「主成分の浸透を良くする」ことです。

化粧品・医薬部外品としてエタノールを入れる場合、殺菌消毒は主目的ではないですよね?

汚れを落とす、保湿する、栄養を与えるなど別の目的があるはず。

その主成分の効きを良くするという目的がエタノールにはあります

これはまた後ほど詳しくご説明いたします。

エタノールのデメリットについて

多くの化粧品・医薬部外品に含まれるエタノールですが、メリットだけではなくてデメリットも見ていきましょう。

デメリットとして挙げられる点は大きく4つ

①殺菌消毒

②アルコールによるアレルギー

③揮発性による乾燥

④浸透を良くする

①と④はメリットにもありましたね。

詳しく見ていきましょう。

 

①の殺菌消毒はメリットとも言えますが、身体に悪い菌だけ殺菌というわけには行かないんです。

皮膚には「常在菌」と言われる、むしろ身体にとって良い菌もいます。

詳しい説明は割愛しますが、エタノールはこの常在菌も殺菌してしまうというデメリットがあります。

 

②のアルコールによるアレルギーは、これも消毒などでたまに見られる症状として、アレルギー症状を発症してしまうということですね。

ほとんどの方は問題ないかと思いますが、エタノールもアルコールの一種なのでアレルギーを発症してしまうというリスクも負っているといえます。

 

③揮発性による乾燥。

エタノールは揮発性が高く、髪やお肌を乾燥させる恐れがあります。

アルコールは揮発性が高く、空気に触れるとどんどん蒸発してきます。

蒸発する過程で、髪やお肌の水分も一緒にもっていかれるので結果的に乾燥を促進してしまう可能性があります。

 

最後に④の浸透を良くすること。

こちらもメリットに出てきましたね。

エタノールで手指消毒できる理由は、病気の原因となる雑菌やウイルスがタンパク質でできているから。

エタノールはそのタンパク質の構造を変性する性質があります。

だから殺菌消毒できるわけなんですが…

実は髪も頭皮もタンパク質が主成分。

エタノールにはタンパク質に作用する性質があり、高濃度で頻繁に使用した場合には、乾燥や刺激の原因になる可能性があります。

浸透させる役割としてのエタノール

化粧品・医薬部外品では、その製品に含まれる主成分を髪や肌の深いところまで浸透させるためです。

例えば医薬部外品は、有効成分の含有量が法律によって厳しく制限されています。

〇〇という有効成分は全体の何%までしか入れられない。ということです。

多くの場合、これはその成分が副反応を起こす可能性があるものだからです。多く入れて入れすぎてしまうと、副反応で別の問題を起こしてしまう可能性があるためということですね。

 

少し脱線しましたが、本当は「たくさん入れてより大きい効果を狙いたい!でも法律上、含有量が決められている。かと言って少ない含有量では、期待できる効果も少なくなってしまう」

ではどうするか。

というところでエタノールの登場です。

 

エタノールで、髪や肌のバリア機能に一時的に影響を与えることで浸透しやすくする。

少ない含有量でも効果が期待できるように、と言う目的でメーカーはエタノールを入れています。

 

メリット・デメリット両面見てきましたが、もちろん消毒用と化粧品では濃度や付ける頻度、付けている時間など条件が様々違うので、全て一概には言えないということは最後にご説明しておきます。

化粧品・医薬部外品に含まれるエタノールのまとめ

考え方はもちろんメーカーそれぞれ、人それぞれですが、カラーリスト今井としてはエタノールは入っていないに越した事は無いと考えます。

髪もお肌も乾燥させないと言う事は何よりも大切です。乾燥すれば髪は手触りも悪くなり艶もなくなります。お肌は潤いやハリがなく、弾力のない質感になってしまいます。

 

一方で保湿を謳う化粧品にもエタノールが配合されることがあります。

これは防腐や使用感の向上、有効成分の浸透補助などを目的としたものです。

ただし乾燥しやすい方や敏感肌の方にとっては、エタノールが刺激や乾燥の原因になる場合もあるため注意が必要です。

なので僕が取り扱う商材は、代替が難しいもの以外はエタノールが入っていないことを第一に選んでいます。

 

年齢とともに髪や頭皮は乾燥しやすくなります。

だからこそ僕は「何を足すか」だけでなく、「余計な負担を減らせるか」を大切にしています。

エタノールが入っている製品がすべて悪いわけではありません。

ただ、乾燥や刺激が気になる方は、一度成分表示を確認してみる価値はあると思います。

5年後、10年後も健やかな髪と頭皮でカラーを楽しんでいただくために。

僕は髪を染める技術だけでなく、頭皮環境や日々使う製品選びまで含めてご提案しています。

 

今回は以上です。

読んでいただきありがとうございます。

ご相談・ご来店をご希望のお客様は、ぜひLINEのQRコードからご連絡ください。

お会いできる日を楽しみにしております。

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追記。

 

僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。

当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。

どこにでもいる普通の少年でした。

 

でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて

自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき

=世の中にはそんな人が多いはず

=そんな人たちの助けになりたい!

といったような理由で美容師を志すようになりました。

 

美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。

 

この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります

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