東銀座の個室型美容室W/LIBRETYのヘアカラーリスト今井隆史のブログ。今も20年後もヘアカラーを楽しめるように。

ヘアオイルの落とし穴。艶髪のつもりが逆に傷んでいるかもしれません。

ヘアオイルの落とし穴。艶髪のつもりが逆に傷んでいるかもしれません。

「髪のパサつきが気になるし、艶がない。」

そういう時ってヘアオイルに頼りやすいですよね。

 

皆さんは日常的にヘアオイルを使っていますか?

でも実はヘアオイル(バームを含む)はものすごく使い方が難しいヘアケア剤なんです。

 

ヘアオイルって髪につけると手触りが良くなります。艶も出ます。そしてつけすぎなければベタつくこともない。

だからなんだか髪に良いものというような気がしますよね。

 

それこそヘアワックスとかヘアスプレーみたいにベタベタしたりガチガチに固まったりもしないから、

オイルをつけてそのまま寝てしまう方も多いと思います。

でも実はそこが落とし穴。

今日はヘアオイルの注意点について学んでいきましょう。

目次[閉じる]

ヘアオイルはなぜ流行った?

ヘアオイルの注意点の前に、まずはちょっとだけヘアオイルの歴史から。

実はヘアオイルって何千年も昔の古代からあるヘアケア剤なんです

それこそエジプトの古代文明や日本でも1000年以上前から使われているヘアケア剤です。

でも今とは目的が違います。

 

昔は毎日お風呂に入るという習慣はありませんでした。

そしてカラーやパーマなど髪にダメージするような施術をすることもありませんでした。

だから当時ヘアオイルをつける目的は『香り付けや髪がまとまるように』というところが目的でした。

でももともとの髪もそんなに痛んでいないので、そこまで髪にダメージがあるようなものではありません。

しかも天然成分100%でできていれば、なおのこと髪に余計な負担はかかっていませんでした。

 

では現代はどうなんでしょう。

ヘアオイルと言うのは、ヘアカラーの流行と密接に関係があります。

日本でヘアカラーが定着してから30年くらい経ちます。

30年前はまだまだヘアカラーに対してのケアというものが今ほど充実していませんでした。

なのでカラーをして手触りが悪くなる。

じゃあその手触りが悪くなった髪を、どうしたら手っ取り早く手触りよく艶が出るようにできるのか。

というところでオイルが爆発的に売れるようになりました。

そこからメーカーも研究開発をして今のオイル文化の定着につながっています。

 

ただしその一方で、ヘアオイルのデメリットというところにはあまり目を向けられてきませんでした。

そのオイルのデメリットを皆さんには注意してもらいたいと思っています。

ヘアオイルは酸化と残留に注意

ヘアオイルの注意点は大きく2つ。

それは酸化と残留です。

 

まず酸化というのは、空気に触れてヘアオイルが劣化すると言うことです。

キッチンの油汚れをイメージしてもらうとわかりやすいです。

油汚れってお料理をした直後に拭き取ったり、掃除すればすぐ落ちますよね。でも掃除が甘かったりすぐに拭き取らなかったりすると後から落とすのはなかなか大変ですよね。

換気扇をイメージしてもらうと特にわかりやすいと思います。

年末の大掃除の時、1年貯まった油汚れはなかなか落ちないですよね。

それはオイルが酸化して定着し、こびりついているから。

ヘアオイルもまさに同じことが言えるんです。

また後ほど詳しく解説します。

 

次に残留について。

ヘアオイルを髪につけるとき、いきなりダイレクトにつけないですよね。

一度手に出して、手のひらの上で伸ばして馴染ませて、それを髪につけるはずです。

そしてその後手を洗ったときに、1回ハンドソープで洗っても、なんだか水を弾く感覚があったりベタベタ感が残ったり、1回で落とし切れてない感覚ってありませんか?

これはヘアオイルにも同じことが言えます。

1回の手洗いで落ちないオイル

手についたオイルが1回で落とし切れない。

それが髪にもついていると言う事は、1回目のシャンプーでは落ちていないんです。

かと言って2回3回とシャンプーすればいいのかと言うと、それはそれで今度は頭皮も髪もシャンプーしすぎで乾燥してしまう

これが残留ということです。

つまりヘアオイルの注意点は酸化×残留

酸化と残留を分けて解説しました。

問題は、これが2つ同時に起こっていると言うことです。

 

髪の毛につけたオイルが残留する。

そしてそれが落とし切らずに髪に残っている。

髪に残ったオイルは酸化して、こびりつき、さらに落ちにくなる。

 

酸化したオイルがどういう影響があるかと言うと、お肌につけば肌荒れの原因になる。

そして髪に残っていると、酸化したオイル同士が擦れて摩擦が起こり、キューティクルが剥がれ髪がダメージします。

そうなると手触りが悪くなって艶がなくなるので、またさらにオイルをつけたくなる。

そしてオイルをつけるとまた酸化と残留が起こる。

その繰り返しで髪はどんどん痛んでいきます。

 

どうでしょう。

オイルってなかなか難しいと思いませんか?

香りが良いヘアオイルと重い質感のヘアオイルに注意

残留と言うところについて、もう1段階深い話をします。

ヘアオイルは物によって香りと質感が違います。

 

ヘアオイルに限った話ではありませんが、香りと言う成分は油分で包まないと化粧品に溶け込ませることができないものとなっています。

つまり香りが強い、そして香りが長続きするオイルほど油分が濃いと言うことになります。

油分が濃いと言う事は残留しやすいということです。

逆に言えば残留しているから、香りが長続きするわけですね。

 

同じように重い質感のオイルはストレートにオイルが濃いということなので、残留しやすいということです。

これがオイルの注意点です。

ヘアオイルの正しい使い方

ここまでヘアオイルの注意点について説明してきました。

それでもすぐにヘアオイルを手放すのは難しい方も多いと思います。

なので正しい使い方をご説明します。

 

まずはヘアオイルをつけたまま寝ないこと

夜シャンプーして乾かす前や乾いた後、ヘアオイルをつける習慣がある方は多いと思います。

でもご説明してきたように、ヘアオイルは酸化と残留と言う注意点があります。

 

夜ヘアオイルをつけて寝ると当然、寝てる間に酸化と残留が起こります。

そして体を横に寝かしている状態なので、髪が顔や肌に触れることになります。

それはつまり肌荒れの原因になり得るということです。

そして朝お出かけ前にまたヘアオイルを重ね付け。

そうするとさらに酸化と残留を促進してしまいます。

なので、ヘアオイルをつける場合は落とす前提でつけるということが重要です。

朝つけたなら、夜には必ずシャンプーで洗い流しましょう。

 

もう一つの使用方法としては、ヘアオイルをつけない日を作ること

何度もお伝えしてるように、ほとんどのヘアオイルは1回のシャンプーでは落とし切れない場合があります。

かといって(使うシャンプーにもよりますが)2回3回シャンプーするのは髪や頭皮に良くない。

なのでオイルをつけずに髪を休ませ、2日3日に分けてシャンプーをすれば、オイルを落とし切ることができます。

一旦落とし切ってから、また改めて新しくオイルをつけ直すようにしましょう。

でも、やっぱりオイルをつけずに済むならそれが1番いいです。

オイルに頼らない髪のコンディションにすることが重要

オイルのデメリットをご理解していただけたと思います。

じゃあどうすればいいの?というところを解説していきます。

 

1番はやはりオイルに頼らない髪のコンディションにしていくこと

カラーやパーマなど薬剤のを使った施術を繰り返すことで髪はどんどん傷んでいきます。

だから薬剤を使った施術をしないに越した事はありません。

 

ただそうは言っても、やっぱり形を変えたり色を変えてテンションが上がるし、見た目が変化すると言う事は欠かせないことでもあります。

なので「やるな」ということではなく、やった場合には必ずケアもしっかりとしましょう。

 

今は前後のトリートメントがすごく充実したものがたくさんあります。

ちゃんとこだわって施術をしてくれる美容室を頼れば、髪のダメージは最小限に抑えることができます。

ダメージが最小限に収まれば、手触りや艶が必要以上になくなることもないので、それはつまりオイルに頼らなくてもいいと言うことになります。

 

もう一つはオイル以外のトリートメントをつけること

具体的にはヘアミストやヘアミルクなど、髪の内側をしっかりと保湿・補修してくれるようなトリートメントをつけましょう。

オイルで髪の外側をコーティングしてしまうのではなく、髪の内側をしっかりとケアしてあげるトリートメントです。

 

もちろんそれ以前に、シャンプーやコンディショナーでもダメージを最小限に抑えたり頭皮からケアできるものもたくさんあるので、そういったものを使うこともとても重要です。

僕もヘアオイル大好きでした

今まで散々偉そうなこと言ってきましたが、僕もちょっと前までヘアオイルに頼っていましたし、ヘアオイルが大好きでした。

でも化粧品について改めて1から学び直してみたところ、ヘアオイルのデメリットが浮き彫りになってきました。

 

そこから「メリットよりもデメリットの方が明らかに目立つな」ということを感じたので、今はほとんどのヘアオイルを使わなくなりました。

ただし現状知る限り、一社のみ酸化と残留しにくいヘアオイルを作っているメーカーがあるので、今はそのオイルのみ使用しています。

もちろんお客様にはオイルのメリット・デメリットをご説明して、必ず注意点を説明した上で使うようにしています。

皆さんも用法容量を守って正しいヘアケアで美しい髪になってくださいね。

 

今回は以上です。

読んでいただきありがとうございます。

ご相談・ご来店をご希望のお客様は、ぜひLINEのQRコードからご連絡ください。

お会いできる日を楽しみにしております。

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追記。

 

僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。

当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。

どこにでもいる普通の少年でした。

 

でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて

自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき

=世の中にはそんな人が多いはず

=そんな人たちの助けになりたい!

といったような理由で美容師を志すようになりました。

 

美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。

 

この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります

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