色と光の関係。光によって色の見え方はどう変わる?【前編】

バナナと言えば黄色

ポストと言えば赤

などなど、目に見えるものには全て色があります。

 

さて、皆さんは色そのものについて考えてみたことはありますか?

色ってそもそも何なのでしょうか?

今回の記事ではヘアカラーを少し離れて、色とはなんぞや?という部分についてお伝えします!

 

今回は基礎編です。

ですので、できるだけ難しいことは抜きにして、できるだけ分かりやすくご説明していきます。

色と光の関係とは?

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いきなり結論ですが、色とは光のことです。

ここは重要なので、頭に置いてから読み進めてください!

 

色と光は別物のようで、実は同じとも言えます。

色と光は切っても切り離せない関係にあるのです。

色って何?

最初にお伝えしたように、色=光です。

光が無ければ色として目で見ることはできません。

ですので、色=光なのです。

 

光には波長があります。

波長というとちょっと難しく聞こえますが、波のイメージです。

波が大きくゆったりしていると遠くまで届き、逆に細かく窮屈なほど近くまでしか届かないイメージです。

 

詳しくご説明していきます。

 色とは光の反射作用

光は、何か物に当たると反射吸収透過のいずれかになります。

例えば、鏡はすべての光を反射するので、鏡に写った物が見えます。

 

逆にガラスはすべての光を透過するので、透明に見えるということです。

どの作用をするかは個々の物によって違います。

 

そして色に関しては、物に当たって反射した光を見ることと言えます。

例えば、光がバナナに当たると、バナナは黄色を反射し、黄色以外の色は吸収します。

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そのことによって、人間の目にはバナナは黄色!に見えるワケです。

 

 見える光の範囲

 

【色が見える】ということがどういうことか?はお分かり頂けたと思います。

次に光(色)が見える範囲についてご説明します。

 

実は、人間の目で見える光の範囲はごく限られています

この見える光の範囲のことを可視光線と呼びます。

 

可視光線と難しい呼び方をしていますが、つまりこれがなのです!

可視光線は紫から赤のグラデーションになっています。

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先ほどの波長を当てはめてみると、紫方向は波長が細かく、赤方向に行くに従い波長は大きくなっていきます。

 

雨上がりに見ることができる虹は、この可視光線が見えているのです。

そして、紫の外側は紫外線。

赤の外側は赤外線。

それぞれ可視光線の外側なので見えないですが、生活の中でいろいろ話題になりますよね。

 

色は光によって見え方が違う

 

色=光。

ここは理解して頂けたと思います。

でもちょっとだけ落とし穴が。

 

色=光は間違いないのですが、光にも種類が色々あるので、光の種類によっては同じ物が違う色に見えることがあります。

例えば、蛍光灯と白熱灯。

 

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この2つは光を発する物ですよね。

そして、それぞれ蛍光灯は青白い光、白熱灯はオレンジの光です。

 

こちらは蛍光灯の下で撮った写真。

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 青はより青く、白はより白く写ります。

パキっと硬い印象にも見えますね。

 

次に白熱灯の下で撮った写真。

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特に白が赤みがかって見えます。

逆に指の色はコチラの方が健康的に見えます。

そして、蛍光灯に比べて柔らかい印象に見えます。

 

光の色が違うことによって、物の色は違って見ることが分かって頂けると思います。

 そして、色が違うと与える印象も変わってきますね。

まとめ

 

色についてお伝えしましたが、色と光の関係性はご理解して頂けましたか?

 

光が無ければ色は見えません。

 

しかし、光にも種類があるので、光の種類を理解した上で物を見るようにすると、色の間違いは少なくできます。

普段の生活で良く使っている場所の光の種類を知っておくことも必要かもしれませんね。

 

色と光の関係第2回はこちら↓

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