
こんにちは!
ハイライト専門美容師・カラーリスト今井です。
2025年、邦画の話題作といえば『国宝』。
みなさんご覧になりましたか?
一応ネタバレは控えますが、僕の感想としては、圧倒的な俳優陣の演技力と歌舞伎の見せ方・魅せ方が秀逸と感じました!
それで、あれだけ映画に引き込まれてしまうと、やっぱりリアルに歌舞伎を観劇したくなり・・・
今回、奥さんの誕生日に合わせて観に行ってきたので、そのレポートをお届けいたします!
歌舞伎座とは
国宝にも最後の方で一瞬外観が写りましたが、こちらが歌舞伎座。と当日の僕。

場所は銀座と築地の間、東銀座にあります。
実は僕が働いているサロンは、歌舞伎座正面の路地を入ってすぐのところにあり、毎日歌舞伎座の前を通っていて「こんなに近くにあるのだからいつか観てみたい」とは思っていた次第です。
その名のとおり、歌舞伎専用劇場として1889年に建てられ、火災や建て替えをしながら、現在は第五期(2013〜)の建物となっています。
今回観た演目は
僕は10年くらい前、歌舞伎座建て替え工事中に、近くにある新橋演舞場で1回だけ歌舞伎を観たことがあります。
その時は古典歌舞伎の演目でも1番有名と言っても差し支えない『勧進帳』でした。
勧進帳はとても面白かったし、国宝を観た奥さんも歌舞伎を観てみたいと言っていたので、できればコテコテの古典歌舞伎が観れたらと思っていたのですが・・・
行ける日時でやる演目が発表されて、当初ビックリ。
『世界花結詞』(せかいのはなむすぶことのは)。

古典歌舞伎とはまさに正反対。
最新デジタル技術とコラボする【超歌舞伎】という種類の歌舞伎です。
超歌舞伎というのは、ちょうど10年前に中村獅童さんと初音ミクが共演する演目として始まり、今回は10周年記念公演とのことでした。
国宝きっかけで歌舞伎を観たいとなった僕たちとしては一瞬とまどいましたが、実は奥さんはボカロ好き。つまり初音ミク好き。
そして僕もまだまだ歌舞伎初心者。
むしろ古典歌舞伎より初心者向きで好都合なのでは?
ということで決定しました。
いざ!歌舞伎座内部へ!
web予約で座席指定をしていたので、当日は切符引取機でチケット発券。

すぐ横の正面入り口でチケットをもぎってもらい入場。
イヤホンガイドもレンタル予約していたので、ブースに立ち寄り受け取りました。

座席は3階席ですが、せっかくの歌舞伎座をしばし見学。


これぞ歌舞伎!の花道が素敵。
しかも舞台前方は花道の下を潜って移動出来ちゃきます。

舞台側からの客席。


横に張り出した席があるのも特徴的ですね!
ちなみに横の席は1ブロックごとに専用の入り口があります。

劇場内には売店やお食事処などが充実。

日本料理の名店『吉兆』まで入ってます!

僕たちは、せっかくなので売店で人形焼を購入。

幕間の休憩は30分と長く、お昼を跨いだ時間の演目ということもあり、皆さんこのタイミングで座席にてお弁当を食べるのが歌舞伎の醍醐味。
これがあの『幕の内弁当』という文化ですね!
でも僕たちはこの後の予定があったので、ガマン・・・
その時間でさらに劇場内散策。

時計にも歴史を感じます。
餅入り鯛焼き『めでたい焼』の列に並びましたが、残念ながら売り切れでした!泣

と、こんな感じで劇場内を楽しんでいました。
肝心の歌舞伎はどうだったのか
さてさて肝心の歌舞伎の内容ですが、一言で言って「最高に面白かったです!」
初音ミクとコラボとはいえベースがもちろん歌舞伎なので、所作や台詞回しなどの様式美、長歌や鳴物などの音楽や音響、舞台装置など舞台上での見せ方はもちろん、大向う(おおむこう)と言われる観客が役者への声援として「〇〇屋!」と叫ぶ声など、空間全体を歌舞伎として素直に感じられました。
僕たちはイヤホンガイドの解説を聞きながらだったので、とてもわかりやすく楽しめました!
そこにプラスして初音ミクが入る形です。
最新のデジタル映像をうまく使って、役者と掛け合いをしながら物語が進行していきます。
そして最後は初音ミクの曲とともに盛大に盛り上がります!!
閉幕し、伝統的な歌舞伎では、いわゆるカーテンコールの文化はないそうですが、超歌舞伎はむしろここからが盛り上がるポイント。
獅童さんが観客を煽り、役者さんもペンライトを振りながら大盛り上がり。
歌舞伎でよく聞く、カンカンッ!という木を叩いて音を鳴らす「ツケ打ち」という方の手元、その木の先のもペンライトが付いていてツボでした!
ここからは撮影OKタイムとのことで、その様子がこちら。

舞台上段、歌舞伎役者さんたちがオタ芸を打ってるのが面白い笑
そんなこんなで大満足の歌舞伎観劇でした!

歌舞伎座デビューしたので、次観に行くときは古典歌舞伎を狙って行こうと思います。

今回は以上です。
読んでいただきありがとうございます。
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お会いできる日を楽しみにしております。

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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!







