僕がディズニーシーでのアルバイトから学んだこと

僕は静岡の田舎から上京してから

初めてアルバイトをしました。

 

正直、高校生の頃から興味はありましたが

校則でバイト禁止だったので

ちゃんとその校則を守っていました。

 

友だちは隠れてバイトしてた人もいたけど

狭くて人も少ない地域では

結構バレてましたしね。

 

山野美容専門学校時代に経験したアルバイトは

コンビニ・ディズニーシー・郵便局の配達

でしたが、その中でもちょっと特殊である

ディズニーシーでのこと

を今回の記事にしてみようと思います。

僕と東京ディズニーランドの距離感

そもそも静岡に住んでいると

なかなか東京ディズニーランドへ行く機会はありません。

 

とはいえ、母の職場には

みんなで積み立てたお金を使って

 

『年に1回、選択肢の中から好きな場所へ日帰り旅行できる』

 

というシステムがあり

何故か家族も同伴できたので

母は毎回、東京ディズニーランドを選択し

家族で一緒に行っていました。

 

記憶通りであれば保育園の年長が初。

 

そこから年に1回は確実に。

+αで稀に別途家族で行くとか友だちと行くとか。

 

そんな感じで、楽しい場所とは思っていつつも

特段馴染みのある場所でもない。

といった距離感でした。

将来役に立つ経験かも。ディズニーでアルバイトしてみよう。

僕が高校を卒業して上京したのは2001年。

そしてその年にディズニーシーがオープンします。

 

オープンに向けては

当然かなりの数のキャストが必要なので

そこらの街や駅、電車など

至るところに『キャスト募集』のポスターが貼ってありました。

 

僕は美容師になるために上京してきていたので

最初は「あーなんか凄いことになってるなー」

くらいなものでしたが

ポスターを見続けているうちに

ちょっとずつ洗脳されていきます。

 

というより、だんだん意識が変わってきて

「接客とか有名だし、勉強になるんじゃないか?」

「遊んでて楽しいんだから、提供する側になるのは興味あるぞ」

という感じ。

 

ということで、採用試験を受けに行くことに。

 

大きなホールの中で

まず希望のパーク、職種や時間などを記入。

 

その後、面接といった流れでした。

 

今思い出しても凄いことをしてたんだなと思ます。

 

正直、ランドでもシーでも良かったんですが

後日採用連絡がきて

『東京ディズニーシーのアトラクション』

と言われました。

 

もちろん平日は学生なので

土日のみの勤務です。

ディズニーのキャストとして学んだこと

さあ、晴れてディズニーキャストです。

 

ディズニーシーがオープンする約3ヶ月ほど前のことでした。

 

初日は入社式&オリエンテーション。

 

このタイミングで

『ディズニーのフィロソフィー』を叩き込まれ

まだ何も実務的なことは出来ないのに

気持ちだけはディズニーキャストのそれに染まります。

 

後で知ったことですが

このオリエンテーションを担当しているのもアルバイトのキャストとのこと。

 

教えることで自分の理解もより深まる。

そんな感じですね。

 

ルーツはアメリカなだけに

『笑いどころ』もふんだんに取り入れられていて

『教わっている』という感覚よりも

『魅入ってしまう』という感じ。

 

今でも参考にしたいくらい

教育システムがめちゃくちゃしっかりしていました。

 

次の日から本格的に研修スタート。

 

どうやら通常は3日くらいで研修を終えるようですが

なにせ僕たちが働くディズニーシーはまだオープンしていません。

 

本社の会議室的なところで

じっくり・ゆっくり色々なことを覚えていきます。

【笑顔】ではなく【ディズニースマイル】

やはり接客の部分の研修はすごいです。

 

例えば、笑顔。

 

ディズニーでは、ただの笑顔ではなく

ディズニースマイル

という固有名詞で言われていて

この練習は、かなり時間をかけてやりました。

 

ちなみにアルバイト期間で

唯一怒られた記憶があるのは

このディズニースマイルの練習のときだけ。

 

なかなかうまく出来なくて

先輩キャストからお叱りを受けました。

 

それだけ本気になるほど

ディズニーにとって欠かせないものということです。

 

笑顔は人を惹きつけるし

笑顔でいる人の周りには

笑顔の人が集まりますよね!

目線を合わせる

これも大切にしていることの1つです。

 

例えば、親子がキャストへ質問しに来た。

「ポップコーンはどこで売っていますか?」

 

この質問を子どもがしに来たのなら

もちろん買うのは親御さんで

親御さんに伝えた方が確実だったとしても

キャストは子どもの目線に合わせるために

膝をついてしゃがみ

子どもに向かって答えます。

 

気持ちも態度も

目線を合わせます。

 

だって質問して来てくれたのは

子どもなのだから。

 

これも今の仕事に生きています。

 

僕たちはお客様に

つい専門用語で説明をしがち。

 

それはお客様目線ではありません。

 

だからお客様目線で

お客様が理解できる言葉に噛み砕きます。

 

相互理解がないと

ぜっっっったいに

良いヘアスタイルにはならないので。

人前で話すこと

遊びに行ったことがある方は

思い出してみてください。

 

ショーやパレードの前

ディズニーキャストは

大勢の前で注意事項などを大声で話します。

 

当然、僕もやっていました。

 

最初は恥ずかしくて

ぜんぜん出来ませんでしたが

慣れてくるもので

ディズニーシーがオープンするころには

何も厭わず話せるようになっていました。

 

美容師という仕事は

基本、お客様と一対一ですが

カキモトアームズではヘアショーやセミナーなど

大勢の前で話す機会は割とあります。

 

そんなときもディズニーキャスト時代の経験で

ぜんぜん問題なく大声を出せちゃいます。

 

そんな感じで

僕はディズニーキャストの経験が

かなり今の仕事に役立っています。

 

お客様との雑談でも

たまに話題になって盛り上がるので

色んな意味で良い経験だったと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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追記。

 

僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。

 

当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。

 

どこにでもいる普通の少年でした。

 

でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて

自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき

=世の中にはそんな人が多いはず

=そんな人たちの助けになりたい!

といったような理由で美容師を志すようになりました。

 

美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。

 

この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります