髪を染めようと思ったときに、皆さんはいつも何をポイントにしていますか?
「好きな有名人やモデルさんと同じ感じにしたい!」
「雑誌やネットで見たあの色にしてみたい!」
「ひとまず今よりも明るくなれば(または暗くなれば)いいや」
髪を染める目的は様々ですよね。
そして髪を染める目的が何であれ、その目的にプラスして似合う髪色になるのであれば尚のこと良いはずです。
ということで、こんにちは。
パーソナルカラーを見極めてヘアカラーをする
ヘアカラーリスト今井です。
いきなりですが、そもそも【似合う色】の定義って何だと思いますか?
僕が考える【似合う】とは
『色に目が行かず、その人自信が輝いて見えること』
だと思っています。
僕はヘアカラーリストとして日夜お客様の髪を染め続けているので、今回の記事では、そのヘアカラーを中心に『似合う色』について語っていきます!
ということで、『似合う髪色にするためにパーソナルカラー』についてお伝えしていきます。
・自分に似合う色が分かります。
・色だけじゃなく、【印象】も分かります。
・本来の自分が輝くことで周りの人から好印象を持ってもらえます!
似合うヘアカラーはパーソナルカラーで分かる
髪に限らず、その色が似合うか似合わないかはパーソナルカラーという考え方を基準にすると判断できます。
パーソナルカラーを知らない場合、ほとんどの方は自分センスか、髪なら美容師、化粧品なら美容部員、服ならアパレル店員のセンスに頼ることになると思います。
定義が分からなければセンスに頼るのは当然ですし、センスに頼るのは決して間違いではありません。
しかし、明確な定義としてパーソナルカラーを知っておくと、似合う色が分かるので迷うことが少なくなります!
それではご説明していきます。
パーソナルカラーとは
パーソナルカラーと一口に言っても、その中でいくつか考え方はあるのですが、今回は僕たちkakimoto armsでの考え方をご紹介します。
パーソナルカラーの判断は肌の色、瞳の色などから、まず大きくブルーベース(ブルベ)とイエローベース(イエベ)の2種類に分けられます。
メイクで言うと、ブルベはピンク系ファンデーションが似合う方。
イエベはオークル系のファンデーションが似合う方です。
さらにそこから、それぞれを2つずつに分けて考えます。
お顔立ちの雰囲気や印象違いを見ていきます。
優しい印象の方とカッコいい印象の方と考えると分かりやすいです。
以上の4つに分類されたものに、春夏秋冬の4つの季節を当てはめて考えたものがパーソナルカラーです。
春(スプリング)・夏(サマー)は優しい印象の方。
(秋)オータム・(冬)ウィンターはカッコいい印象の方です。
ただし、十人十色という言葉があるように、人それぞれ持っている色味は変わりますので、完全に1つの季節に当てはまる方もいれば、4つ全部混ざっている方もいますのでそれは頭の片隅に置いておいてください。
春・スプリング
スプリングのイメージワードは【ポップ・キュート・若々しい】です。
色としては、あまり濁らず明るめで黄味よりの色が似合います。
例えばサーモンピンク・オレンジ・ライトグリーン・アイボリーなどです。
髪色は、オレンジブラウンやオリーブブラウンで比較的明るめが似合います。
ポップというイメージワードの通り、沢山の色を組み合わせて使っても他のカテゴリーの方より似合いやすいです。
芸能人でいうと、上戸彩さん・小嶋陽菜さん・小池徹平さんなどです。
夏・サマー
サマーのイメージワードは【エレガント・ロマンティック・さわやか】です。
色としては、パステルカラーなどの淡い色味や優しい色調が似合います。
例えば、パステル系全般や、ライトブルー・ピンクベージュなどです。
髪色は、ピンクブラウンやベージュブラウンなどほんのり色味を感じる柔らかい色味が似合います。
穏やかでエレガントな印象なので、色さえ合わせればアイテムを多く使わなくても素敵に見えます。
芸能人でいうと、石原さとみさん・綾瀬はるかさん・神木隆之介さんなどです。
秋・オータム
オータムのイメージワードは【ゴージャス・グラマラス・知的】です。
色としては、アースカラーやレオパード柄などの深みのある色が似合います。
例えば、ターコイズブルー・モスグリーン・ブラウンなどです。
髪色は、カーキブラウンやオレンジブラウンなどで深みのある色味が似合います。
シックで知的に見せることも、反対にレオパードにゴールドのアクセサリーなどでゴージャスに見せることもできます。
芸能人でいうと、北川景子さん・滝沢カレンさん・松坂桃李さんなどです。
冬・ ウインター
※写真のモデルさんはオータムの要素も混ざっています。
ウインターのイメージワードは【モード・クール・都会的】です。
色としては、原色・アイシー系・モノトーンなどしっかりした色や正反対に薄い色が似合います。
例えば、モノトーン全般・ビビッドな色味・アイシー系などです。
髪色は、バイオレットブラウンやアッシュブラウンなどでやや個性的な色味でも似合います。
モノトーンコーデやメンズライクなテイストがハマるので素直にカッコいい印象になります。
芸能人でいうと、黒木メイサさん・宇多田ヒカルさん・松本潤さんなどです。
似合わないヘアカラーにするとパーソナルカラー的には・・・?
逆に似合わない髪色や似合わない色でメイクや服などをコーディネートした場合、どんな印象になるのでしょうか。
例えばブルベの方にイエベの配色を持ってきた場合は、血の気が引いたように血色が悪くなる・目の下のクマやヒゲが目立ちやすくなるなどの影響がでます。
反対に、イエベの方にブルベの配色を持ってくると、こちらも血色が悪くなり土色の肌に見え、やつれて疲れているように見えます。
ですので、最低でも顔まわりにはご自身のパーソナルカラーの色を持ってくるようにすると良いでしょう。
ということは、日によって変えることのできない、そして顔に1番近いところにある髪の色はとても重要ということです!!!
まずはご自身でパーソナルカラーを見てみましょう
一例として美容室でパーソナルカラーを判断する方法は後述しますので、上記のポイントを踏まえつつ、まずはご自身のパーツ毎の色や印象を見てみましょう。
お店での診断結果と照らし合わせることで、「似合わないと思っていた色が意外と似合っていた!」とか「好きな色と似合う色が同じだった!(または違っていた)」など意外な発見もあるかもしれません。
目の色・印象
目は【白目の色味】【瞳(黒目)の色味】【白目と黒目の堺】を見ることで、パーソナルカラーの判断材料になります。
白目の色味は、ブルーベースの方は真っ白、イエローベースの方はややクリーム色の傾向があります。
瞳の色は下の表をご参照ください。
瞳の色は、一般的に黒目と言われますが、よく見ると意外と違いがあります。
サマー・スプリングの方はやや明るい色、ウィンター・オータムの方はやや暗めの色である傾向です。
白目と黒目の堺目に関しては、色味に関わらず違いがあります。
ここでは、ウィンター・スプリングはパキっとしっかり堺目があり、サマー・オータムは堺目がややぼやけている傾向があります。
白目と黒目に境目に関しては、ブルーベース・イエローベースとの関係性が対角線になります。
肌の質感
肌の質感も、ブルーベース・イエローベースとの関係性が対角線になります。
ウィンター・スプリングの方はややツヤのある肌、逆にサマー・オータムの方はややパウダリーな肌の質感である傾向です。
唇の色
唇の色も、それぞれのパーソナルカラー毎に違いがあります。
こちらも表がありますのでご参照ください。
ブルーベースの方は赤味が強く、イエローベースの方はややオレンジに傾く傾向があります。
また、色味だけではなく明るさに違いもあり、サマー・スプリングの方は明るめ、ウィンター・オータムの方の方がやや深みのある色の傾向があります。
髪の毛(地毛)の色
一般的に日本人の地毛は黒髪と呼ばれますが、細かく見るとは違いがあり、それもパーソナルカラーの判断材料となります。
サマー・スプリングの方はやや明るめの髪、対してウィンター・オータムの方はやや暗めの髪である傾向です。
厳密には更に細かく分かれます。詳しくはこちらの記事をご参照ください↓
多くの日本人が色落ちした後に髪がオレンジっぽい色になります。色落ちした後のオレンジが嫌だ!という方は多いです。なんでオレンジになるの?どうやったらオレンジになりにくく出来る?そんな疑問にお答えします!
パーソナルカラーはドレープで診断します
カキモトアームズのカラーリストはパーソナルカラーを診断することができます。
方法は、ドレープと言われる布を顔の下に当てて、その時の顔色の変化を元に診断していきます。
ピンク系、白系、ブルー系など系統ごとに当てていき、総合的に判断していきます。
画像はもちろん無加工ですが、上のピンクよりも、下のサーモンピンクの方が顔色が良く見えるのがお分かりいただけると思います。
もちろん正確に判断するには、メイクをしていない状態でやるのものですが、美容室でそれはできないので、ややメイクの配色に引っ張られてしまうことはあります。
そういった場合には上記のように目の色や、腕・手のひらの色なども判断材料にします。
パーソナルカラーを活かしながらヘアカラーを似合わせるには
診断したパーソナルカラー結果をもとに、ヘアカラーをご提案します。
ここまでお伝えしてきたことから髪色を考えていくと、限られた範囲でしか髪色を楽しめないのではないか?と捉えてしまうかもしれません。
しかし、そんなことありません!
そういう時こそハイライトの出番なのです!
一色染めでは、出せる色に限りがあるので似合う色を優先すると限られます。
そこにハイライトをブレンドすることで透明感や色味、明るさなどをコントロールできるので、色の表現の幅はいくらでも広げられます!
「やりたい髪色があるけど似合う気がしない…」
「もっともっと自分に似合う、オシャレな髪色にしたい!」
そんな時は、ぜひご相談ください!
パーソナルカラーとヘアカラーのまとめ
パーソナルカラーは奥が深く、色のつくものは全てパーソナルカラーに当てはめて考えることができます。
メイク、服もパーソナルカラーで似合う・似合わないを定義できます。
もしパーソナルカラー診断をして欲しい!というご要望がありましたら、ぜひお待ちしております!
パーソナルカラー診断自体は無料ですのでお気軽に。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
僕で良ければ何でもご相談ください(^_^)
ご相談のみでももちろんOKです。
ご予約も承っております。
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追記。
僕は小さいころから美容師になろうと思っていたわけではありません。
当然、ヘアカラーリストなんて知りもしませんでした。
どこにでもいる普通の少年でした。
でも高校生のときに少しずつオシャレに気持ちが向いてきて
自分の髪をセットしていても上手くいかなかったとき
=世の中にはそんな人が多いはず
=そんな人たちの助けになりたい!
といったような理由で美容師を志すようになりました。
美容専門学校生のときに、ヘアカラーリストとの出会いを経て現在にいたります。
この記事では、僕の生い立ちから、どのようなキッカケでヘアカラーリストになったかが分かります
僕はヘアカラーが大好きです。この仕事は天職とは言わないまでも、自分には向いてると信じて働いています。 この記事は、そんな僕の半生の物語です!