髪を染める方法は色々あります。
今回はその中でも俗に【おしゃれ染め】と言われるアルカリカラーに特化して、色落ちしにくくなる方法をお伝えします。
染めた髪色を色落ちしにくくするポイント①優しいカラー剤で染めましょう
染めた髪を色落ちさせたくない。
だから日々のお手入れ方法が知りたい!
もちろんそうなんですが、意外とスルーされがちなそもそも何を使って染めたのか?ということがまず重要なのです。
これは美容師の仕事と言えるかもしれませんが、目的に合わせて適切なカラー剤をチョイスすることが大切。
必要以上に髪が傷めば、その後のケアをいくらしようとも色はすぐに落ちていきます。
市販のカラー剤には優しいカラー剤はありませんが、美容室で使うプロ用のものはすごく幅があります。
一度、ご自身が染めてもらっている美容室で聞いてみるのも良いと思います。
染めた髪色を色落ちしにくくするポイント②明るくするほど色落ちしやすい
髪の傷み
基本的に髪は明るくするほど傷みます。
例外を上げればキリが無くなりますので、ここは純粋に。
髪の傷みについてはまた後日別記事にしますが、髪が傷む簡単なイメージとしては、髪の毛に穴が開くと考えて下さい。
傷む=髪の毛に穴が開く。
穴の数が多い、又は穴が大きいほど髪がより傷んでいる。
と考えると分かりやすいと思います。
ということは【髪の色が落ちる】とは、その穴から染めた色素が抜け出していくとイメージできます。
色の濃さ
ヘアカラー剤は、【髪を明るくする成分】と【色素】の配合バランスで作られています。
10の割合の中で2対8や5対5など比率が変わります。
明るくしたければ色素は薄い。
濃くしたければ明るさは暗め。
となるので、1回のヘアカラーで明るくしながら色を濃く染めることはできません。
単純に色が薄いほど色落ちは早いので、明るくするほど色落ちしやすいと言えます。
染めた髪色を色落ちしにくくするポイント③お風呂でのケア
ここからは日常の過ごし方についてです。
毎日美容室で髪を洗えるなら良いですが、現実的にそれはムリですよね 笑
まずはお風呂での過ごし方。
髪の洗い方はとても重要です。
シャンプーはいつからOK?
髪を染めて、最初に気になることはこれだと思います。
最低限、24時間はシャンプーしないように、厳密には髪を濡らさないようにしましょう。
ヘアカラーは染めた直後、一見染まっているように見えて実は髪の毛に定着していません。
約24時間かけて、空気中の酸素で酸化されることで定着します。
ですので、定着していない状態では髪を濡らすだけでも色は落ちやすいです。
シャンプー・リンスはカラー用で
何を使って髪を洗うか?も大切です。
基本的に、シャンプーは髪・頭皮の汚れを落とすもの。
リンス(コンディショナー)は髪の表面を整えるもの。
ですが、カラー用ではないシャンプーは、汚れと一緒に色素も洗い流してしまいます。
リンスに関しては、カラー用であれば表面を整えつつ、髪の内部で色素を包み込んで穴から出ないように守ってくれます。
シャンプー・リンスはカラー用にしましょう。
染めた髪色を色落ちしにくくするポイント④濡れたままはNG
お風呂から出たら、出来る限り早く乾かして下さい。
色素が定着していても、濡れた髪は穴が大きくなっているので色落ちはしやすいです。
濡れたまま放置で自然乾燥は、髪が傷む原因にもなります。
染めた髪色を色落ちしにくくするポイント⑤日ごろのお手入れ方法
最後に、乾いている髪のお手入れ方法です。
アイロンはほどほどに
髪はわがまま。
濡れている状態は良くないとお伝えしましたが、乾きすぎも良くないです。
アイロンは高温の熱を当て続けるので、乾きすぎ状態になりがち。
髪の質自体も変化するので、アイロンはほどほどにしないとこれも髪の傷みの原因になります。
UVケア
紫外線は、活性酸素を発生させます。
活性酸素はヘアカラーの色素を分解してしまうので、髪の日焼け止めをすることで色落ちを予防できます。
日焼け止めがなければ、髪用のオイルを付けるだけでもコーティングされるので、何も付けないよりは日焼け止め効果が期待できます。
まとめ
まとめると
①極力優しいカラー剤で染める
②(やりたい髪色優先で)極力明るさは控えめに
③カラー後24時間はシャンプーしないで、シャンプー・リンスはカラー用を使う
④濡れたままにしない
⑤アイロンはほどほどに、髪にも日焼け止めを
このポイントを押さえておけば、今までよりも確実に色落ちは予防できます!
ぜひ実践してみて下さい!